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仲良しの印
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「うっ、ッく、」
ハルは何も言わず、一定のリズムで背中を叩いてくれる。
「ハル…もういいよ、ありがとう」
「そっか。……………ふふ」
「?」
急に笑いだして、不思議に思っていると不意にちゅーされた。
「ハ、ル!」
「ごめんね、嬉しいんだ。本当に…」
頬を包み込むように撫でて、またやるのかと思いきや、それは優さんの声で無くなった。
「はいそこイチャイチャしなーい!
まったく、僕達が気利かせて部屋移動したのに……いつの間にかここら辺甘い空気になってさ!それは自分たちの家でやってよね!!」
「あ、優さん…ごめんなさい…」
冷静になると、僕がどれだけ迷惑をかけたかわかる。
それでも一度も怒らず、背中を押してくれた。
「あの…ありがとうございました…。
優さん達がいなかったら、僕ずっと勘違いしたままで……」
「は!?いや、自分でいうのも何だけど元は僕が悪いでしょ!
謝らないで!余計申し訳なくなっちゃう!」
あ。
これ、前にハルに聞いた。
優さんはテンションが上がるとぶっきらぼうな物言いをしてしまうらしい。
可愛くて、少し笑ってしまった。
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