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「ちょっと〜?何笑ってんの〜?」
僕が笑っているのを目敏く見つけた優さん。
「あっや、なんでもないです…!」
「ふーん?」
そんな会話をしてる時、今度は東さんが来た。
「よーし、無事仲直りしたってことで〜………………家出てってね!」
「あ…、短い間でしたが、お世話になりました…!」
頭を下げると、東さんは優しく抱きしめた。
「ほんとだよ〜!!寂しい〜!!
あ、そだ!」
なにか思い出した素振りを見せると、彼は僕の耳元でそっと囁く。
「晴がされて嬉しいこと教えてあげるー。仲直りのお祝い?ってことで!
晴ってさ、たまーにMな所があるからなのか、好きな子に見下ろされるの好きなんだよね〜」
えっ…
ぜ、全然想像つかない……!
そして僕は思い出した。
「あ、あの……前にやったかも……?」
「ッまっじでぇ!?!え、どんな感じだった!?」
急にテンションが上がった…!
ていうか、どんな感じって…………
えっちしてた時だからハルのモノが大きくなって………あ、だめ…
思い出してしまい顔が紅くなる。
それを見て東さんはニヤニヤしだした。
「あー……そゆことね、うん。ヤってる時にやっちゃったかー。そら大きくなるな〜…」
…………ほんとにこの人は人の心を読むのが上手い。
「なぁ2人で何してんの?てか奏斗、いい加減南から離れろ」
「あっ、ごっめ〜ん」
ハルが少し不機嫌な顔をしながらも、僕の手を握る。
暖かい……
この体温で、ハルが生きてるってことが分かる。
夢じゃないって現実が教えてくれる。
嬉しい……
僕の口は、自然に上がっていた。
「さてと、もうここには用ないし、行こっか。」
「うん。」
ハルは自然に僕の荷物を持ってくれた。
「ハル!それ僕が持つよ!?」
「…ん?あー、これ……いいよ南は持たなくて」
「でも……」
申し訳ない。
だって、荷物の準備もハルがやってくれたんだ。
僕がしょぼんとしていると、ハルは『じゃあ、』と声をかけた。
「俺のお願い聞いてくれる?」
「?
勿論!」
「その……恋人繋ぎしたい…かな…。
あー恥ずかしい……ごめん、かっこ悪いよね。」
いや、全然………!
照れていて可愛いとさえ思ってしまう。
でも何故かその照れが移ってしまったのか、僕も何だか顔が熱くなってきた。
でも、僕も繋ぎたい。
ドキドキしながら、ハルの指に自分の指を絡ませた。
すると僕のカッコいい彼氏さんは、眩しいくらいの笑顔をしたのだった。
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