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車に乗るため、僕達は一度手を離した。
でもまた車に乗れば自然に手を繋ぐ。
家に着いてもそうだ。
このままずっと繋いだままなの?と思っていたが、それは違った。
「わ、ハル!」
部屋に着くなり力強く抱き締められた。
「ごめん。俺今ちょっと…いや結構変かも。」
「へんって?」
「なんだろ……んー……南が恋しい…みたいな?」
「っ!」
好き……
そうやって言葉にしてくれるのはほんとに嬉しいことだ。
それと同時に、僕と同じ気持ちということにも嬉しくなった。
僕も言葉にしたくて、精一杯顔を合わせて言う。
「あっあのね、僕も…一緒…」
一瞬驚いた顔をしたけど、それは直ぐに甘い顔になった。
そのまま顔が近づいていく。
「んっ、ふぁ、ハル…」
「は、俺今やばいかも…
嫌だったら逃げていいから」
「……ぃ」
「え?」
顔が紅い。
「いい…から」
「……愛してる」
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