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嫉妬
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「え?」
「みんないい人だって分かってるのに……………今日嫉妬したの」
嫉妬?
それにみんなって…
今日は沢山の人に会った。
心当たりがありすぎる。
教えてくれるように、南はゆっくりと話し出した。
「花さんに蛍さん…………それに、ファンの人にも……
2人とも、僕にとっても優しく接してくれたのに…」
本当に落ち込んでいるのか、見て分かるようにシュンとしている。
「……嫉妬って、どこに?」
探究心が勝ってしまい、つい聞いてしまう。
「きっ…聞きたいの?!」
小刻みに首をふる。
その姿に南は『ふふっ』と笑った。
「ハル…なんか可愛いー」
「南の方が可愛いよ」
「ふふ、大好き……」
「ん、俺も…」
愛を囁かれて嬉しくなる。
いや、誤魔化されてないか?
「……南?結局嫉妬ってどこにしたの??」
あ、分かりやすくギクリとした。
図星だろう。
「悪い子には………」
そう言って手を南の腰にやる。
「ッ!?ふっ、あははははっ!ちょ、ハルっ!ふっ、ははっ!言う!言うから!!あはははっ!」
そう言うと手を離した。
「はぁ、はぁ…ハル意地悪っ!」
「……ごめん」
「ッ!そんな顔して欲しくて言ったわけじゃ…!」
「ふふ、分かってる。」
「?!今のわざと!!?」
「わざとじゃないよ。」
まぁ………2割はそうだが………
南も決意したのか口を開いた時、ふと「ぐぅ〜」と音が鳴った。
「ッ!!!」
途端に恋人の顔は赤くなっていく。
「ふふ、先ご飯行こっか」
俺は近場のレストランに向かった。
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