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そんなある日のことだ。
奏斗と飯を食いに行っていると、ふと花さんを見かけた。
一緒にいるのは誰かわからない。
「うっひょぉ〜〜あそこにいる2人めっちゃ美人じゃーん!」
「右にいる人俺の担当編集者さんだ……」
「マジで!?
でも相手女性なんだ。晴を好きになったりしないのかなー。」
「うーん、どうだろう。でも初めて会った時女として興味ないって言われた。」
「えぇーそれ信じるのかよー」
最もだ。
それでも多分、花さんが言ったことは本当だろう。
根拠はないが、何故かそう思えた。
そんな話をしていると、花さん達は何故か路地へ行ってしまった。
何をしに行くんだろうか。
俺達は近くにあるファミレスに寄るついでに、ちらりと路地のほうを見た。
「ん?!!?」
しまった…!
思わず声を出してしまった…!
いや、けれど……
花さんと女性がキスしているところを見て声を上げずにいられるだろうか。
知り合いがそういうのをしているのを見るのは………なんとも気まずい。
「わぁ〜お。」
奏斗も驚いたのだろう。笑ってすらいない。
「あ、先生〜!」
気づいた花さんが話しかけてくれるが、相手の女性は顔を真っ赤にしている。
女性は花さんにコソコソと話した後、どこかに行ってしまった。
「うふふ、見ちゃいましたかぁ〜。まぁでも、隠すつもりはなかったんですよぉ〜?
ほら、最初に言ったじゃないですか。女として興味ないって〜」
あぁ……なるほど。
そうだったのか。納得した。
「……へぇ〜」
さっき俺と話していた内容に合点がいったのか、奏斗も俺と同じ気持ちだろう。
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