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「えっとぉ、そちらは先生のお友達ですかぁ?」
奏斗の存在に気づいた花さんは、控えめに聞いてきた。
「俺?俺は東奏斗っていいまーす!奏斗って呼んでくださーい!」
「私のことは花ちゃんって呼んでくださいねぇ〜」
「オッケー!花ちゃんね!!」
奏斗の軽さには相変わらず驚いた。
しかし花さんは気にしてないようだし何より嬉しそうだ。
俺がここでとやかく言うのは野暮だろう。
そしてこのまま俺たち3人はファミレスでご飯を食べ、親睦が深まった。
何より、絶対的に俺に惚れないという確信が出来たのだ。
この人とならしっかり仕事が出来そう…
今までレズビアンの人とは会ったことがなく、これが初めてだった。
これまでずっと女性には警戒しており、初の信じられる女性が花さん。
だからだろう。
ついつい安心しきってしまい、いつもの様に振舞ってしまっていた。
仮にも彼女は仕事上での関係。
もし南が他の人に、人見知りもせずいつもの様に振舞っていたら…………………うん。嫉妬する。
俺は知らずのうちに花さんを友達感覚で接していたみたいだ。
これからは気をつけよう。
南にこの事を話すと、心底驚いた顔をした。
「そ、そうだったんだ……僕、勝手に嫉妬して…」
「ふふ、でも分かってもらえてよかった。
…………………けれどカップルみたいに見えたなら本当にごめんな。俺は友達みたいに思ってたけど、南からしたら違ったんだよな。」
「…………ぅん」
「じゃあこれからは気をつけるし、一つめ解決でいいか?」
「…うん!」
さっきまで悲しい顔をしていたとは思えないほど、今はいつもの可愛いに南に戻っている。
一つ一つ俺が解決してくれることを本当に信じたのだろう。
「んじゃ、2つ目ね。」
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