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お願い
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家に着き、すぐさま僕はハルを呼んだ。
「ハルっ、さっきの話をもう一度したい…!」
「さっき?」
「うん…僕、やっぱりまだ外国には行きたくない。」
「どうしたの?」
僕たちふたりはテーブルを囲んだ。
先程位上くんと話したことを、ハルにまた話し、僕の気持ちを伝えた。
「うん。そっか。」
どうしよう。
急に予定を変えたりして、申し訳ない。
「俺は南の気持ちを尊重するよ。」
「え?」
ハルの優しい言葉と同時に、しっかりと目が合った。
数秒沈黙が流れた後、不意にハルが口を開く。
「ここで言うのもなんだけどさ、お願いがあるんだ。」
「お願い?」
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