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「あーいと」
「お、…凪(なぎ)」
「はよー、…あー、幼馴染くんまた来たの?」
「おう、弁当作ってきたみてぇよ」
「ほーんと、幼馴染くんも飽きないね〜」
こいつは俺と夕璃の事を知っている
それに、俺の1番のダチで中学が一緒だった
凪は俺の事をよく理解してくれている。
「あ、そうだ……これ」
「なんだ?」
凪から1枚の手紙が渡された
…んん?
このピンクの封筒にハートのシール
……きた、…きたぞ!!!
これはいわゆる、
「ラ、ラブレターってやつか?!」
「あぁ、うん多分そうじゃね?」
「よっっっ、しゃぁぁあ!!!俺の時代きた!」
「お前って、本当楽しそうだな」
「おいおい、貰えなかったからって悲しむなよ?」
「俺、ここ入って5枚目」
「んな!?」
よしよし
俺はこの1枚をとても大事にするぞ
どんな可愛い子なのか
あー、考えただけでドキドキしてきた
高校生はやっぱり青春ってやつを味わっておかねぇとな
俺はこう見えてタイプの幅は広い
そうだ、強いて言うなら俺の事を1番に思ってくれる子がタイプかな
「……藍兎、顔キモイぞ」
「う、うるせぇ」
そうこうしてる間に1限目のチャイムが鳴る
「しっかり受けろよ」
「凪こそ寝るなよな」
「じゃ」
1限目は、…国語か
それより手紙の内容が気になって仕方ねぇ
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