アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
12
-
無月が出て行った事により、二人きりになった雪乃と優真。
優真は無月の言葉が気に入らなかったのか、少しだけ不機嫌なオーラを放っている。
優真「変な事しないでって、雪乃は俺のものなのにおかしいよね」
「いつから八代君のものって勘違いしちゃったんだろうね」と、クスクスと笑った。
雪乃は顔を歪ませ、笑ってる優真にそっと四つん這いで近づいた。
雪乃「…優真、俺、も、、終わり、に、したい」
優真「ん?なに?」
雪乃「もう、別れ、、たい」
優真は目をぱちくりさせると、ふわっと微笑んで、優しく雪乃の頭を撫でた。
優真「そういえば、もう朝だね」
雪乃は驚きながらも時計に目をやると、朝の5時を指している事に気づいた。
優真「疲れちゃったよね、ふぁ…俺も眠いよ、今日は休んで一日中寝てよっか」
雪乃「優真!聞いて…」
優真「雪乃」
見詰め合って沈黙する。
優真は冷めた目で雪乃を見下ろし、雪乃は優真を涙目で睨み上げている。
優真は小さく息を吐くと、左手を上に高く上げ…雪乃めがけて思いっきり振り下ろした。
バチンッ!
と、静寂な部屋に鈍い音が重たく響き渡る。
雪乃は目を丸くし、唖然として恐る恐る優真を見上げた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
14 / 14