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すっと伸ばされた紅河の手が俺の首筋をゆっくりとなぞる。
獲物を狙うかのように鋭いその瞳がさらに鋭くなり俺は紅河の瞳から目をそらすことも、動くことも出来ずにいた。
「俺のものだって・・・・・・マーキングしてるからだよ」
そう言って俺の首を撫でていた手に力がこもった瞬間、紅河が目の前から消えた。そう思ったがまた違った。首元にチクリと鈍い痛みが走った。
「あっ!」
思わず出た言葉に驚き口を抑えるも、一度外に出てしまった言葉を回収するのは不可能であった。
ゆっくりと首から口を話す紅河と目があったが、俺の背筋に電流が走ったような感覚が一瞬だけした。
先ほどより色を増し、赤色が濃くなりそれはまるで何かに発情している様子にも、見えた。
「こ、紅河・・・・?」
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