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「う・・・・あっ・・・・・・あっ、つ・・・・・・こう、が・・・・・・」
「明!大丈夫かっ!?小太郎!明がっ!!小太郎!?」
歪む目の前に千紘の恋人が少し苦しそうにしている様子が見えた。俺のフェロモンに当てられたのか、顔が赤い。
「匂いが強すぎる!これじゃあ他の人外が駆けつけてくるのも時間の問題だぞ!・・・・仕方ない、半獣になるから・・・・運ぶぞっ!!」
灰色の短かった髪の毛が長く伸び、目の前には綺麗な獣が現れた。
俺と千紘を抱えて、強く地面を蹴り上げた。空高くジャンプすれば目の前にあった川を飛び越え、知らない家の屋根を走り、次々と飛び越え俺の家のある方向へと急いだ。
千紘が俺に必死で声を掛けてくれているけれど、何を言っているのか聞き取れず、何も返すことが出来ずにいた。
それより、男鹿君が動く度に身体に衝撃が走り、それが刺激となり勝手に下半身が反応してしまう。
口から滴る涎が、獣のようでこれが本当の自分なんだと思い知らされる。
「おい!着いたぞ!!・・・・この匂い・・・・・・紅河?」
「明!!大丈夫かっ!?」
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