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地獄のはじまり (玩具)オネエ×素朴青年
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カツン。
無機質なコンクリートの床にヒールの音が響いた。
「ひっ…や、やあ…や…」
青年の身体がガクガクと震え始める。
快楽からでなく、恐怖からくるそれに青年はどうすることもできず、既に涙で潤んだ瞳をさらに濡らした。
救いなんてない、地獄へのカウントダウンのように
カツン、カツン…と足音が近づいてくる。
「やああああ…こないへ…こな…あ、…ああああああっ!」
さらにバイブが強く振動し、震える身体は淫らに仰け反った。
遠隔操作式のそれを操作するものは足音の持主の手に握られている。
「あ、ああっあん!あ、も、やあ…いっ、イっへる!イッ…ああああっ!」
欲を吐き出せずドライで絶頂を迎えた青年の身体はビクビクと痙攣する。
しかし感情のないそれは達してもなお、敏感なところを攻め立てた。
「あ…ああ…あ、…あ…」
強すぎる快楽を拾いすぎた青年は口をだらんと開け、唾液を垂らしながら身体を震わせていた。
カツン。
もうどこを見ているのか分からない瞳が捉えたのは、艶のある黒髪に真っ赤な口紅、黒いドレスに赤いヒールの女性、いや性別的には男性だった。
「あ…あ…ひ…あ…たふ…け…」
その姿を理解した途端にまた青年を恐怖が駆け抜けた。
この部屋に来る前、こいつは微笑んだ。
「貴方、可愛そうね。…アタシに壊されるんだから。」
にっこりと、聖母のような微笑みで頬を撫でられた。
そして…
気がつけば拘束され、玩具を取り付けられて…ぐちゃぐちゃにされて…
「あら、いい顔になってきたじゃない。」
「ひ…た、たふ…あ…」
「ん?なあに?」
にっこりと真っ赤な口紅に染められた唇が弧を描く。
手には弱をさしたリモコン。
まさか…まさか…
「や、やあ…まっ…あああああっ!」
「…足りないわよね。」
ブウウウウウ…!
「ああああああ!や、あ、ああああっ!」
MAXまで勢いよくリモコンをスライドされる。
暴れる青年。
それを面白そうに眺める。
「イきたいわよね。」
ピクピクと震え先走りをダラダラと零すその先端を弄ばれる。
敏感なところをさらに責め立てられて、頭が真っ白になる。
「いひた…あ、あああいひたいいいい!」
「いいわよ。まだ初日だものね。」
すぐ壊しちゃうの、本当アタシの悪いとこだわあ…
なんて呟きながらリボンを手にかける。
「ま、まっあ…あああああっ!」
しゅるっと音を立ててリボンが消える。
その瞬間、弄ばれていた先端、尿道に爪をたてられた。
「ああっ…あ、あ…ああ…」
ごぷ…ごぷ…
長い間せき止められていた精液がトロトロと流れる。
長く、苦しい射精に青年の意識は遠のいていく。
消えゆく意識の中、青年は全てを悟った。
「あーあ、今日は眠りなさい。」
これは、まだ始まりなのだということを…
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