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受取り
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広い部屋に高級そうなソファが置かれた部屋。高級ホテルの一室のようなその場所で調教を終えたもの達が依頼主に引き取られていく。
今回もそう…
「んっ…ふ…んん…んんあ」
「お待たせしました。」
淡々と告げる涙と1人の青年が依頼主の前に現れる。赤い皮の首輪が青年の白い肌を際立たせていた。四つん這いになったその裸体には貞操帯が付けられ、後尾には太くグロテスクな張形が突き刺さり、無慈悲にも青年の急所を攻め立てながら震えていた。
猿轡を噛まされた口元からは甘い吐息が耐えきれずに漏れていた。
「ほう。見事なものだ。」
満足そうに微笑む依頼主に涙はリードを手渡す。力強く受け取られ、青年が小さく呻いた。
既に受取りの手続きは終えている。
もうこれで涙たちの仕事は終わりだ。
「最終確認の際にはお隣の拷問部屋をお使いくださいませ。」
淡々と告げて涙は姿を消す。
残されたのは依頼主と青年のみだ。
「随分可愛くなったじゃないか。…俺を捨てたお前が悪いんだぞ。」
依頼主はにっこりと微笑み、青年を連れて隣の部屋へと消えていった。
「んっ…んんふっ…ん、んんんー!」
隣の部屋はマジックミラーとなっていた。涙は表情1つ変えずに淡々と最終確認をしていた。
今回の依頼主と青年は恋人同士であった。
「もう自分から逃げられない様に快楽漬けにして欲しい」
その願いは叶えられた様だ。
目前では貞操帯を外して欲しいがために依頼主の上にのり、腰を振る青年がいた。
「気持ちいいね…××、可愛い、可愛いね。」
うっとりとした表情を浮かべながらも依頼主は的確に青年を攻め立てていく。
「ふっう、ふううう!うっんん…ん!」
ビクビクと青年の身体が震えて後ろに仰け反った。ナカで絶頂を迎えた様だ。
くたりと倒れ込む青年を抱きしめて依頼主はそっと口付けた。
「ずっと、ずっと一緒にいようね。××…大好きだよ。」
涙は一通り見届けると書類にサインをした。
心が離れてしまっても、また身体で逃げられなくすればいい。
それは本当の愛なのかなんて誰も知らない。ただ依頼をこなすだけ…
「…お幸せに。」
足音もなく扉が閉じる音がした。
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