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7、味気のない味見
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「ねぇ、玲桜にぃ、桜久にぃ、特級天使って美味しいのかな?」
まさかそんなか言葉がでると思ってなかったので絶句した。
少しの静寂。
「確かに興味深いですね…僕達は堕天使しか食べたことがないですからね…」
うんうん、と1人頷く玲桜。
「ねぇ、桜久にぃいいよね?味見しても」
「あぁ?勝手にしろ…」
そう言うと桜久間はドアの方へ歩いていった。
「どこかに行くのですか?」
玲桜に問いかけられるが「しばらくしたら戻る」と言って部屋から出て行ってしまう。
「ま、待ってくださぃ…!た、食べないで…っ!」
確かに天使狩りの一族は天使を食べてその能力を強化することが出来る。
だがそれは堕天使の場合である筈だ。
「や、やめてっ…!」
ジリジリ近づいてくる美咲桜から逃げようとするが鎖が音を鳴らすだけで逃げられない。
「抵抗しないでよ!味見するだけだって」
そう言って距離を詰めてきた美咲桜に後ろから抱きつかれてホールドされる。
「さぁ、いただきま〜す」
羽根に舌を這われる。
「ひぃっ…?!」
舌を這われた所から甘い電流が走った。
腰が砕けて足に力が入らなくなる。
「?どうしたの?」
美咲桜がホールドしたまま後ろから顔を覗かせる。
「…?…?わ、かん、な…」
立とうとするが足が震えて立てない。
「どうやら彼は羽根が弱いようですね。」
微笑みながら玲桜が目の前にやってくる。
「弱い?どういうこと?」
美咲桜が首を傾けて聞き返す。
「要するに、彼にとって羽根は性感帯なんですよ。」
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