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東京サマーセッション 6
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side ヒラノ課長
「うーん…なんか腹減ったな」
フジ「え、さっきたこ焼き食べたばっかりなのに!?」
むぅ……でも足りひん…
まあ、また何か買ってくるか。
確かあの辺にお好み焼きが…
フジ「ねえ、課長。」
俺がベンチから立とうとした瞬間、フジが声をかけてきた。
「何や?フジ。フジもお好み焼き食べるんか?」
フジ「いやー、その…これ」
と言って、フジが差し出してきた物は
「クッキー?」
水色の袋に紫色のリボンで綺麗に包装されていた。
わざわざ俺のために買ってくれたんかな…
「ありがとうな、めっちゃ嬉しいで!」
フジ「よかった、喜んでくれて!…あ、ブラックチョコレートで作ったから、甘いのがダメな課長でも食べれると思うよ!」
え、″作った″って…
「まさかこれ、フジが俺のために作ってくれたん!?」
そう言うと、フジは真っ赤な顔を隠すように顔を背けながら
フジ「……うん。慣れてないから大変だったけど……課長、喜んでくれるかなって…//」
はぁ~ほんまにフジ可愛い…
もぐもぐ…
「うん、美味い!」
フジ「ほんと?良かった~!失敗してたらどうしようって思ってたんだべ」
「上手に作っとるで~?……あ、でもフジ、」
フジ「ん、なあに?課長」
「何で、夏なのにクッキーにしたん?w」
と聞くと、
「夏なのに、ね! のど乾いちゃう」
と、ニコッと笑ってみせてくれた。
※。.:*:・'°☆※。.:*:・'°☆※。.:*:・'°☆
フジのスマホのブックマーク一覧のなかに
『星座別ラッキーフード!射手座の彼をオトすには?』
という占いの記事があるのは内緒のお話。
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