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神と妖狐 おまけ
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キリンの使いの桔梗視点です。
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side 桔梗
最近主様が野良の妖怪狐と仲が良いようで、口を開けば永久狐君永久狐君と狐の名を言う。
しかし、いくら主様の想い人とは言え野良の妖怪と神が釣り合う訳がない。
ましてや妖狐なんて妖怪の中でも大分質が悪い種族じゃないか。
縹「桔梗は心配し過ぎです。それにもし何かあれば主様が何とかして下さるでしょう。」
呑気なものだな…
確かに主様の神力はかなり強い。何かあれば対処して下さるだろうが、それでも妖狐は信用できない。
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キリン「明日、永久狐君を連れてきますね。」
!?!?
縹「畏まりました。用意しておきます。」
「ちょ、ちょっとお待ち下さい!」
キリン「何ですか?桔梗。」
「野良の妖怪狐なんぞを神聖な社に入れるおつもりですか!?」
キリン「ええ、そうですよ。でも、万が一何か起こったとしても私がいますので大丈夫です。」
「っ…。」
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永久狐「よ、よろしゅう…。」
こちらが例の妖怪狐か…。松葉色の羽織と藍色の着物がよく似合っている。
しかし、思った以上に低い声の持ち主なのだな…。主様も低い方だが、それよりも低いのではないか?
…まあ考え事は後にしよう。夕餉の支度をせねば。
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いつもと同じ時間に起き、朝餉の支度をしていると、主様と狐殿が起きたようで、会話をしながらこちらへ向かっている。
ん?昨日と比べ狐殿の顔が赤いような…。
それに首もとが二、三箇所ほど赤く腫れている。
虫にでも刺されたのか?
縹「キリン様、永久狐様、お早うございます。手拭いか何かをお持ちいたしましょうか?」
キリン「ああ、縹、お早うございます。
いいえ、大丈夫ですよ。」
縹は何故手拭いを持ってこようとしたのだ?
よくわからぬ
「おい、縹」
縹「?なあに、桔梗」
「狐殿の首もとが赤く腫れておろう。何か知らぬか」
縹「おや、桔梗は分からないのかい?」
「…?」
縹「お楽しみだったということさ。まあ、要するに、あの行為をなさったということよ。」
なっ!?ま、まさか……//
縹「桔梗は分からなかったのねぇ。まあ、私達のような使いには無縁の世界さ。」
そ、それで狐殿は顔を赤らめていたのか…
少し可愛い気がある方なのだな…
キリン「おや、桔梗。さっきからどうしたのです?」
「なっ…何でもありませんっ!」
少しだけだが、狐殿を信用しても良いかもしれぬな…
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はい。おまけその1終わりです!
2つ目のおまけは変わり者の縁結びの神視点です。
…作者の中でのキャラが定着しているため実際とは大幅に異なりますがお許しを…。
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