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可愛いが故に kyrt 前編
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side レトルト
キヨ「じゃ、行ってくるわ!」
「おう、気を付けてなー!」
笑顔で出かけて行ったキヨ君を、俺は見送っていた。
キヨ君が外へ歩いていき、玄関のドアが完全に閉まった途端、俺はため息をつきながら床にぺたんと座り込んだ。
「はぁーあ。今日もキヨ君、最俺で動画撮るんかな」
最近、キヨ君と二人で動画を撮っていない。
一緒に住んでるから毎日会えるんは嬉しいんやけど、
動画撮ってるとき、キヨ君とわいわい楽しめるのが好きだった。
キヨ君の笑い声、叫び声、喜ぶ声…
全部俺が独占しちゃってる感じがして。
TOP4で撮ることはあるけど、四人おるからそんなに絡めへんし…
ちょっと、寂しいな…
……………………………………………………………………………………………
「…って、最近思っとるんやけど…どう思う?」
フジ「……どう、って言われてもねぇ…」
最近飲みに行くことも無かったし、せっかくなので最俺のメンバーであるフジ君に相談してみることにした。
in 居酒屋。
フジ「まあ、最俺ハウスに朝来たとしても帰りは夜になることが多いから、その後に撮るってのも難しいだろうね。」
「そうなんよ…なぁ、フジ君。フジ君は課長さんと付き合っとるやん?」
フジ「…そ、そうだけど…//」
「課長さんとフジ君は結構な頻度で動画撮ってるよな」
フジ「あー、確かに多いかもね。特にヒラとコラボしてからは俺、課長、ヒラ、みかる君、フルコンさんで撮ることも多くなったかな。」
やっぱりそうなんか…
羨ましいな…
「そーいや、課長さん&フジ君の二人だけで撮ったのって割りと最近やったよな?何で今まで撮ってなかったん?」
フジ「えっ!?い、いや…その……//」
えっ、ちょっと気になっただけなんやけど何でそんなにびっくりするん(°Д°)
「え、そんなにまずい質問やった?」
フジ「…………その…かちょが、言ってたんだけどね?」
「お、おう……(言うんかい)」
フジ「…俺と撮ると、ついつい「好き」って言っちゃうからだって」
…………え
フジ「四人とか五人で撮れば他の人とも話さなくちゃいけないから言わないようにできるけど、俺と二人っきりだといちゃいちゃしたくなる……って言ってたの……//」
「う、うわあ……//」
なんかこっちまで恥ずかしくなってきたんやけど!?//
「…そーか。フジ君は課長さんに愛されてるんやね」
なんか羨ましくて、悔しくて、俺は机に突っ伏した
すると、フジ君がちょっと考え込むような動作をした
フジ「…………ねえ、レトさん。」
「……何や。」
フジ「これは俺の勘だけど……キヨも、同じなんじゃないかなぁ」
「……?……何でそう思ったん」
フジ「…だって、キヨと課長、似てるとこがあるから」
「……似てる、とこ?」
なんやろ、似てるとこって。
課長さんのこと、よー知らんけど…
…ちょっとあほっぽいとことかか?←
フジ「あのね、二人ともね、俺らを大事にしたいって気持ちが、すごーーく強いの。」
フジ「だから課長はね、俺が他の人と話してるのを見た後機嫌悪くなるし。それにキヨだって最俺ハウスに来たら毎回俺らにレトさんの魅力を語r…」
「おい!ちょ、俺の魅力てどういうことや!?//」
フジ「…………あ。」
とぼけたような顔しおって……!
「え、フジ君?もしかしてキヨ君って最俺メンバーに俺のこと話しまくっとるの???」
フジ「あーー、いやーー、そのーー、ホンニンハイウナッテイッテタンダケドネー」
誤魔化すな。
……てか、え?
キヨ君が俺と二人で撮らん理由って…本当にそれなん?
なんか…恥ずかしいんやけど//
フジ「あーー、ごほん!と、とにかく…キヨに言ってみたら?二人で撮ろうって」
「……ありがとうな、フジ君。俺、言ってみるわ」
……………………………………………………………………………………………
side フジ(おまけ)
………………レトさんに「俺が言ったことキヨには言わないでね」って口止めしておくの忘れてた
……………………………………………………………………………………………
後編いきます!
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