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“好き“って ktyfj
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短い。
フジさんは病んでるわけじゃなくて、ちょっとネガティブなだけです。
ネガティブなだけです(二度目)
チオニキの「メンヘラ取扱説明書」聴きまくってたら思い付いた。でもその要素ほぼない←
……………………………………………………………………………………………
side フジ
目を開けると、真っ暗闇の世界で
目の前には大好きな課長がいた
けど
課長はものすごく怖い笑みを浮かべていて
心配になって、「課長」って名前を呼んだの
でも 課長は応えてくれなくて
俺に背を向けて、すたすた歩いてった
そして、俺は1人ぼっちになって
怖くて課長の名前を何度も呼んだの
でも課長は来なくて
だんだん声も出なくなってきて
俺の記憶のなかにあった課長の笑顔が
全て あの怖い笑顔に塗り潰されていく感じがして
足も動かない
手も動かない
ねえ 課長
どうしちゃったの
お願いだから もう一度だけ
「好き」って
「愛してる」って 言って
お願い……
課長…………。
“フジ“
…光が、差してきた?
なんだろう、水色で、すごくきれいで
あたたかい光
気付いたら 何故か手が動いたので
そっと、その光に左手を伸ばした
課長「……ジ、フジ、フジ!!!」
「うわぁっ!?」
目を覚ますと、真っ暗闇の世界なんかじゃなくて
目の前には大好きな課長がいた
怖い笑みなんか浮かべてなくて、すごく心配そうな顔で
課長「フジ、大丈夫か!?なんかだいぶうなされとったみたいやけど…」
ふと、自分の左手を見ると
課長が手を握ってくれていて
すごく あたたかかった。
「ごめんね…大丈夫だから」
課長「ほんまか~?まあ、また何かあったらすぐに言え…って、フジ、どうしたん!?」
え?
気が付くと、涙がぽろぽろ出てきていて
止まらなくて
「あッ…ご、ごめんねッ…本当にっ…グズッ」
課長「…フジ」
ちゅっ
課長が、涙でぐちゃぐちゃになった俺の顔に
優しくキスをし、抱きしめてくれた
課長「怖かったな…不安やったな……でも、大丈夫。俺がいつでも、フジのそばにおる」
課長「だから…泣かんといてや。俺はフジが泣く姿、見たないねん」
「うぅっ…あり、がとう……ッ」
課長がいてくれて、本当によかった
……ちょっと、わがまま言っても、いいかな
「ねえっ…かちょ……」
課長「なんや?」
「俺のこと、“好き“って言って」
「“愛してる“って、言って欲しい」
ああ、俺って面倒臭い男だなあ……
課長「フジ、大好き。愛してるで」
課長はそれを言うと同時に、俺の左手を握っていた手を離した
そして自分の左手の薬指を見た瞬間、驚いた
「ええっ!?課長、これって……!」
俺が慌てて言うと、課長はくすっと笑って
課長「おやすみ、俺の可愛いお嫁さん」
課長が手を振ると
俺のと同じ、課長の左手の薬指にはめられたものが
銀色に輝いた。
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なんだこのオチ
あ、メンヘラ取扱説明書の「好きって言って」という歌詞が好きなのでそこだけ抜粋しました。
実際はメンヘラ要素皆無(?)です
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