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誕生日ですし 狐sp
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「汚れた自分」と同じ世界線の狐spです
またまたセピアさんが女装します
相変わらず呼び方が安定してません
最後のおまけに化鱈要素あります
安定の遅刻。何してんだ←
……………………………………………………………………………………………
side セピア
towaco「セピアさん、今日誕生日でしたよね。おめでとうございます」
朝起きてリビングへ向かうと、俺より先に起きていた恋人がそう言った。
「うん!ふふ…ありがとうtowaco」
こんな年になって誕生日なんて、と前は思ったが
実際、視聴者さんや大好きな恋人に祝われてるのは嬉しい。
towaco「とりあえず、朝飯食べましょ。食べたら、ちょっと話あるんで」
「話…?うん、いいよ」
「…遊園地?」
towaco「ええ、せっかくの誕生日なんですし、遊園地とか行ったら楽しいかなと」
遊園地かー…
行ったことないなぁ
でも、towacoの言う通り、すごく楽しそう
「行く!」
towaco「よし、ほんならさっさと支度せなあかんな。」
ふふ、towacoとデートかー…!
思えば一緒に遊びに行くことなんてしたことない。
だから、すごく楽しみ…!
………………待てよ?
「ねえtowaco」
towaco「なんです?」
「遊園地ってさー、人いっぱいいるよね?」
towaco「いますね」
「カップルいっぱいいるよね?」
towaco「まあ、いるでしょうね」
「……………やっぱり無理!」
towaco「え、どういうことです?」
「だって…周りが異性のカップルだらけなのに俺らがいたら目立つじゃん!くっついたり、いちゃいちゃしたりできないし…」
towaco「そーかそーか、セピアさんは俺といちゃいちゃしたいんか」
「なっ!?い、いやそそそそそれはそのー…///」
towaco「あるで。人前でいちゃいちゃしても変に思われへん、ええ方法。」
……………………………………………………………………………………………
係員「チケットを拝見致します!」
towaco「お願いします」
係員「はい、大丈夫ですよー!それでは行ってらっしゃ~い!」
towaco「あ、この人誕生日なんですけど…」
セピア「………。」
係員「そうなんですか!おめでとうございます!では、シールをお渡しいたしますね!」
係員「お名前は何ですか?」
セピア「………ぁ、えーと、セピアです(ボソッ)」
係員「…申し訳ありません、もう一度言って頂いても…?」
towaco「あ、セピアです。すみませんねー僕の恋人恥ずかしがりで」
係員「あら、そうなんですか!うふふ、セピアさんですね、こちらシールになります。では、楽しんでくださいね!」
towaco「もーダメやんせっぴー、聞かれたらちゃんと返事せな」
セピア「…だって!この見た目の癖にこんな声じゃ、男だってわかっちゃうじゃん!」
…そう、俺の今の格好は
レースのカチューシャ、ゴスロリ風の薄手のワンピース、黒いタイツ、やや底の高い靴。
…つまり、女装をしている。
援交はもちろんやめたが、女装道具はそのままになっていた。
それを思い出したtowacoが、「女装して園内をまわる」という作戦を思い付いたのだ。
確かに、女装すればパッと見男女のカップルに見える。
でも、さすがに恥ずかしい。
前に頻繁に女装していたとはいえ、towacoと付き合ってからはしてなかったし。
あー、スカートってこんなに足スースーしたっけ…
ロングヘアーもちょっと暑いし…
towaco「せっぴー」
「はいぃっ!?」
towaco「くすくす、ほら、ボーッとせんと。何乗りたい?」
「えっ、えーと…じゃあ、これ!」
towaco「これは…ここから近いな。ほな行こうか。」
その後も、色んなアトラクションを二人でまわった。
「んー、メリーゴーランド楽しかったね!」
towaco「せやな!せっぴーめっちゃ笑顔やったし」
「だって来たの初めてだし…それに、towacoと一緒だし…//」
towaco「ん、今日はやけに素直やなぁ?」
「…だって、その、今の格好じゃ変に思われないし………それに、誕生日なんだもん。それくらい許してよ//」
towaco「許すも何も、可愛いからそのままでええんやで」
なっ…!?
「もー!//」
towaco「ははは、ごめんてw あ、悪いな、ちょっと俺トイレ行ってくるわ」
「ふふwうん、わかった!ここにいるね」
towaco「…一人で大丈夫か?」
「大丈夫だって!」
towaco「…そうか。じゃ、行ってくるわ」
towacoまだかなーと思いながら、ベンチに座ってしばらく待っていた。
すると
男「ねえねえお姉さん、1人なのー?よかったら俺と一緒にまわろうよー」
…なんか変な人来た
うわ、俺の女装がかなり女に見えるのは経験上わかってたけど
ナンパされるほどなのかー…
うん、ここは落ち着いて
「あの、私連れと来ててぇ…」
自分が出せる範囲で可愛く聞こえる声を出した。
男「いいじゃ~ん、彼女ずっと待たせる奴よりも俺みたいな優しい男のほうがいいよ~?」
しつこいなぁ…連れいるって言ってんだろ
「あの、迷惑なんで…」
男「いいからいいから♪」
人の話聞けよ!
ああどうしよ、もういっそ男声で断ろうかな…
バシャッ
気付くと、男の頭に何か飲み物らしきものがかけられていた。
towaco「アースミマセーン手がスベッチャッテーwwww」
と、towaco!
助けてくれたんだ…!
男「おいお前、ふざけんのも大概にしろ!」
towaco「はぁ?ふざける?何言うてんねんお前wwww ーーーーーーふざけてるのはあんたやろ」
さっきまで大笑いしてたtowacoの顔が、一瞬で真顔になる。
towaco「人の恋人に手ェ出しといて、何が「ふざけてる」やねん。このド阿呆が。」
towaco、かなり怒ってる。
男の顔がどんどんひきつっていってるし。
男「っひ、す、すみませんでした…」
towacoに対してかなり驚いたのか、男はそそくさと逃げ去って行った。
「………はぁーしつこかったぁ…」
towacoが来てくれなきゃどうなってたか…
towaco「大変やったろ?ごめんな、1人にさせて。」
さっきの怖い顔が、柔和な笑みに戻る。
「ううん、towacoが来てくれたからへーき!ありがとうね、towaco。」
俺は笑って、towacoに抱きついた。
towaco「ふふ、どういたしまして。にしても、セピアさんから抱きついてくるなんて。随分珍しいなぁ。」
「…今日はとことん甘えるから!振り回される覚悟しといてね!」
俺がそう言うと、towacoはくすっと笑った。
towaco「そんな覚悟、とうの昔にできとるわ。……あ、せや、せっぴー。」
「なに?」
towaco「…朝にも言うたけど、もう一度言うわ。…誕生日おめでとうな。」
すると、towacoは鞄の中から小さな箱を取り出し、俺に差し出した。
「…?………………って、ええっ!?」
中には、きらきら光る綺麗な指輪がひとつ。
towaco「ほな、行くで。俺のかわいいお嫁さん?」
towacoが自らの左手の薬指をきらりと光らせる。
っ…
もぉ~~!!!
「これからもよろしくね!俺のかっこいい旦那さん?」
ちゅっ
「………//」
towaco「…ほんま、今日は珍しい日やで」
そして、その後も二人は遊園地を目一杯楽しみましたとさ。
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おまけ(後日)
バケゆか「えっ、女装したセピアさんと遊園地行ったんですか!?」
towaco「ああ、楽しかったで。」
バケゆか「………よし!」
タラチオ「…は、はっくしゅん!………何だ?なんか、嫌な予感がする気が…」
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またまた婚約オチ。でも好きだからしょうがない。
セピアさんお誕生日おめでとうございます!
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