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鬼ごっこ終了
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俺がけーちゃんに捕まってから数時間後だろうか、鬼ごっこ終了の合図がなった。
どうやら、ほとんどの生徒が捕まったようで皆ペアになりながら集合場所に集まっている。
そういえば。
五十嵐君はどうなったのだろう。
確か生徒会からターゲット認定されていたようだが、無事逃げ切る事は出来たのだろうか。
恐らくほとんどの人間が、彼を狙ったのだろうけど。
周りに彼の姿は無いかと辺りを見渡して見た。
「あ……」
目が止まったのは舞台の脇。
「あ、五十嵐君だー。 彼、捕まっちゃったのかなー……? まぁ、生徒会しつこいからねぇ」
けーちゃんも気づいたようで、哀れむような顔をしている。
なるほど、生徒会はしつこいのか。
とうの本人もげっそりとしていて、かなり疲れた様だ。
生徒会には、関わりたく無いな。
なんて密かに思いながら閉会式を終えたのだった。
そして、放課後。
帰り際に先生陣からホテルのペア確認の札を受けとった。
けーちゃんが、俺と同じ札を持っているのをみて何か変な感じがする。
やっぱり、普段1人部屋だからか?
疑問に思いながらも制服のポケットにそっと札を直すと、けーちゃんとバイバイして自身の寮に帰った。
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