アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
啓太sid 煩悩とやら
-
急にゆーちゃんに引っ張られて勢いのまま倒れこむ。
「けーちゃん捕まえたぁー……」
ゆーちゃんの上に倒れこんだ俺は、そのままゆーちゃんに抱きしめられた。
俺を抱き枕の様に、ぎゅうっと抱きしめてるゆーちゃんは凄く満足気な顔をしていて、こちらも思わず微笑んでしまう。
「あーぁ、今度は俺が捕まっちゃったー」
ゆーちゃんに合わせる様にそう言うと、俺もゆーちゃんをぎゅうっと抱きしめた。
「えへへ……」
はたから見れば微笑ましい光景だろうが……
すみません。
煩悩まみれです。
「ねー、けーちゃん。」
煩悩を振り払おうと必死な俺を見て呼ぶ。
やめて、そんな純粋な目で見ないで。
「ど、どうしたのー?」
きょどっちゃう俺。
くそ、ダセェ。
「俺ってそんなに気持ち悪いかなぁ?」
あ、ごめんなさい。
ゆーちゃんの酔ってる姿とか見て、キスしたいとか色々したいとか思っちゃう俺、気持ち悪いよねー……って
「え?」
「やっぱり、俺って気持ち悪いかぁー……」
ゆーちゃん、何言って……。
気持ち悪いのは、俺の方であって。
「ゆーちゃんが気持ち悪いとかないから。キスしたくなるくらい可愛いし、綺麗だし俺はすごい好きだよー! って、何言ってんだろ……」
凄く傷ついた顔をしたゆーちゃんを見てられなくて、つい勢いで言ってしまったけど。
割と恥ずかしいね、これ。
キスしたくなるくらいって、何だよ。
「ふふ……、けーちゃん変なの」
まぁ、ゆーちゃんが笑ったからいいけどさ。
「変じゃないよー」
俺も笑いながら返す。
やっぱり、わらってるゆーちゃんがいい……
「ね、
けーちゃん。 キスしてもいいよ」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
27 / 50