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朝の日
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「ん……」
ホテルの窓から差し込む光が瞼にあたって裏側が赤く光る。
数回、目を閉じたまま瞬きをした後目が覚めた。
「っ……いったぁ……」
頭がズキズキと痛む。
まるで二日酔いのような痛みだ。
「あ……」
もしかして、と昨日飲んだジュースがお酒だったという考えに辿り着く。
それならばこんなに頭が痛いのもわかる。
それよりも、何故俺はベッドに居るんだ。
ふかふかと腰に当たる柔らかい布団を押しながら経緯を思い出そうとする。
「確かあの後……」
けーちゃんが俺を呼びにきて……。
俺がよってて。
後は……
まったく思い出せない。
こうなったらけーちゃん本人に聞こう。
「けーちゃん? けーちゃんどこ?」
同じ室内にいるはずの同室者の名前を呼ぶ。
だが、しかし返事はなくて。
今はどっかにいってるのだろうと結論づける。
それにしても、頭は痛いし体も怠い。
これじゃあ、布団から出てけーちゃんを探しに行くのは無理だ。
諦めて
「仕方ないか、もっかい寝よ」
と、怠い体を動かしてベッドに再度潜り込んだ時だった。
「うわぁぁぁぁぁあ!?」
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