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啓太sid おかしい
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なんだか、ゆーちゃんがおかしい。
返事は何だかたどたどたどしいし。
挙動不審だし。
もしかして俺、何かしたのだろうか。
いや、でも覚えがない。
理由が全くわからないし
本人に「どうしたの?」と聞いても答えはかえってこなかった。
そしてそのまま時間は過ぎて放課後。
あまりにも凹んだ顔をしていたのか、帰ろうとした所を俺の親衛隊隊長である"九重 勇真"に呼び止められた。
「なぁ、啓。 お前すんげぇ死にかけな顔してるけど大丈夫か? 何かあるなら僕が聞いてやないこともない」
そう上から話す勇真をみて苦笑いする。
こいつとは、かなり昔からの友達で信頼していて親衛隊長を任せている。
とゆうか、俺が頼んだ。
だから、こいつだけは親衛隊員でも俺を様付けし無いし媚びない。
だからこそ信頼できる。
相談してみるか、と勇の顔を真剣にみつめた。
「な、なんだよ……なに見つめてんだよ。もしかして啓、俺の事……
「実はさ、好きな人にさけられてて」
「は?」
「いや、だから好きな人に避けられてる? みたいな感じでつらいーって」
フリーズしている勇を動かそうと揺さぶりながらそう言う。
「っ、離せ! 紛らわしい!」
「ご、ごめん?」
なにが紛らわしいのかは、わから無いけどどうやら気に障る事だったみたいだ。
「ま、まぁ……とりあえずなるほどなぁ……。つーか告白しろよ」
ど直球に言葉を投げてくる勇にそれが出来たら悩まないと目で訴えた。
「ったく、じゃあ僕をその好きな人にみたてて告白の練習でもしたらいいじゃん」
名案とでも言うように鼻を高くする勇をみて可笑しくて笑うと
「ありがとう」
そう言って言葉に甘える事にした。
ゆーちゃんがこっちに向かって来てる事も知らずに。
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