アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
5-1 2人目の客
-
少し日が空いて、また仕事の日はやって来た。
世話係は何人かいるのか、初めて見る人に誘導され部屋の前までたどり着く。
「っ…、…ぅ、…」
「さっさと入れ、」
部屋を前にすると心臓がバクバクして、
後ずさりするとグッと襟首を掴み中へ放り込まれた。
「客待たせんじゃねぇよ!」
ドア越しに凄まれ、肩を縮ませ奥へ向かう。
身体が拒絶して、一歩ごとに気分は悪くなる。
キィ、と扉を開き、挨拶しないとと思うのに、
正面にあるベッドを見た途端、さぁ…と全身の血の気が引いて、その場にへたりこんでしまった。
あーいらっしゃいー、と軽い声が聞こえる
「っ…う、そ、なんで…」
触ってもいないのに、自身のものは反応していて
「…なに、調教済みの子?w」
「ひっ…や、だ…いや…っ」
「取って食いやしねーしw」
ぐいっと腕を引き立たせた青年は、ベッドに誘導し押し倒し、するっと慣れた手つきで身体に触れる。
「……っ、ゃ…やめ…ゃ…ッ」
それだけの事なのに、つい先日のことがフラッシュバックして、恐怖感に全身が蝕まれていく。
何時間も拘束され、嬲られ続けた記憶が。
「…ねーなんか顔青くね?そーゆー演技?」
「っ…や…ぅ…、ゃ、やだ…っ、や…」
「ガチで震えてんじゃんー、えー、大丈夫かよ」
ぱっと手を離し、少しうろたえる気配がした。
んー…と一瞬唸ったあと、また手が伸ばされた。
「ほらこっち、はい、ぎゅー」
「……ッな、に…っ」
「んー、ベッド怖いなら離れるかなーって」
腕を肩に回させ、抱っこしてソファに向かう。
お客さんがボスッとソファに座り、
おれは抱っこの体勢のまま脚の上に座っていて、
震える背中をとんとんとん、としばらく叩いてくれた
「落ち着いてきた?ちょっとはマシー?」
「…っ、…すみ、ませ…ッ、」
「ンなビビんなってー。むしろごめんなぁ、」
わしゃわしゃ、と犬みたいに撫でられた。
「…あー、俺んちさー地味に金持ちで?、女の子寄ってくるし、色んな子としてたんだけどさー」
そう他人事のように話しながら、
身体はあやすようにユラユラ揺れていて。
「…なーんか急に虚しくなって、いったん離れたくて、ふらーっとココ来てみただけなんだよね。
からそんな飢えてねーし……なんつーのかな、」
控えめに顔を覗き込み目線を合わせてくれた人は
「…しなくても怒んねーし、あんまビビんないで?」
と、バツが悪そうにニッと笑ってくれた。
…釣られて少し笑うと、お!と喜んでくれて。
「ふはは、ハグ最強じゃね?元気でるっしょ、」
「……なに…それ…、っ…」
「わっまた泣かした!?えー俺こんなん苦手ーっ」
からから笑いながら優しく背中を撫でてくれた。
穏やかに聞こえる心音が心地よくて、
しばらくそのまま抱きついていた。
ーーー
「でさー、聞いていいか分かんねンだけど」
「……はい?」
「あー…ココ抜いた方がよくね?」
指差された部分は、しばらく経ち落ち着いても
いまだにツンと硬くなり布を張らせたままで。
というか、なんだかさっきから全身が熱い。
「腹当たってて超きになる、しんどくね?」
「…っ…へいき、です…ごめんなさい…」
「でもなんか辛そうだしよー、1人でできんの?」
「だ…大丈夫、です…っ!」
なーんか心配なんだよなァ…パッとしてやるって、
そう言って今度はお客さんの膝の間に座らされ、
うしろから腹にぎゅーっと手を回された。
片手では、ソコを触り始めて。
「っ…やめ、……ゃ…」
「ほら、自分でするより良くね?」
「…っいい、です…本当に…っ…」
「んー、オナホでも使ってると思っとけよー」
後ろからもたれかかって来るから背中が温かい。
羞恥と申し訳なさであたふたするおれをよそに、
なぞに強引なその人は、
てか男の抜くのなんか初めてだわー、と笑っていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
15 / 114