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さっきまで鏡だったはずの壁は、隣の会場を写して。
(ッなんで…いつから、見られて…、)
呆然と、指先が冷え頭はクリアになっていく。
「気に入ったか?ここは二重の調光ミラーになってるから、好きに切り替えれんだよ。」
…つっても分かんねえか、と笑いながらタツミさんは距離を詰め、そっと耳元へ唇を寄せ囁く。
「見ろよ。あの客もあの客も、前硬くしてんぜ?」
「っ……ゃめ、…」
「さっきも。バイブなんか嵌めて働いてるの、
いったい何人にバレてたんだろうなぁ?」
「ゃ…だ…っ、」
「顔逸らすなよ。みーんなお前に興奮してんだぜ?」
とんっとおれの上体を押すと、タツミさんは足を開かせるように左の膝を持ち上げる。
転けそうになりとっさに壁に手をつき支えると
より一層近くに見える、お客さんの一人と目があって
「ッ、…みなぃ、で……っ、」
顔が熱くなり前を隠そうと伸ばした左手は、
タツミさんに後ろへ、手綱のように引かれてしまって開かれた前が丸見えになってしまった。
「っ…たつみさん…っ、やです…!」
「泣くなよ、また悦くしてやるから。」
「、ゃ…だ…こんなの…恥ずかし…っ、」
「そんなこと言って、萎えてないくせによ。」
「ッ…!?」
鼻で笑って告げられ、おそるおそる顔を向けたそこは確かに、頭をもたげたままで。
「犯されんの期待して、涎垂らしてんじゃねーの」
「……ッなんで…っ、」
「はっ。…動いてやるから、せいぜい喘げよ。」
「ッあ…ぁ…!!」
ぐり、といきなりイイトコロを潰され息が詰まる。
滑り込ませるように身体を密着し腕を引き寄せ、より深く挿入される内部はがつがつと最奥まで貫かれて、ただでさえ不安定な身体は激しく揺れる。
揺れる視界にはガラスを隔てた先のたくさんの目が映り、その目は、ギラギラと熱を持ちながら
じっとおれを見つめていて。
ピストンに合わせて自身のペニスは情けなく前後にふるふる揺れて、カァッと激しい羞恥が襲う。
「や、ぅぅっ…、やッ、ァ、やだ…っ」
「嫌々言って、さっきよりココ締まってんぜ?」
「…ッ、!ち、がぅ…っ、違うぅ…っ…!」
「何が違うんだ、ここもこんなにして。」
「ッあ!っ、や…ッ…そこ、っは…ンンッ…!」
ぴんと勃ったペニスからはぐちゃぐちゃに蜜が溢れ
後ろを突きながらそこを扱かれると、強すぎる快感がおれを呑み込んでいく
パンパンパンパンとリズムよく音は響いて。
「ン、んぁッ、っ……ゃ、らぁ、ぁめぇ…ッ」
立ってられず膝が崩れるおれの脚に手をかけ
太腿を掴むと、下半身を持ち上げ揺さぶられる
「ぁ、あっ、あっ、あぁ、ッ…!」
浮いた足では支えられるはずもなく
さっきより激しく揺さぶられる身体はみるみる限界まで上り詰めていく
手だけじゃ足りずに、両腕もおでこもガラスに付けて、バツバツ突かれる身体をどうにか支える
目も開けてられないくらいタツミさんの動きはイイトコロばかりを潰してきて、そこから余すとこなく快感が襲い、限界を迎える。
「…ッら、め…っぁ、ねが…ッとま、て……!」
「何言ってんだよ。気持ちよくて堪んないくせに」
ガクガク震えるおれを貫いたまま、上体を起こす。
お客さんに向け足をぱっかりと開かれ、立ったまま変わらず律動する結合部からは溢れる先走りがぐちゃぐちゃと一層音を立てた。
そして、おれへ集まる、視線。
「ほら、上手にイくとこ見て貰え、淫乱。」
「っ…見な、ッれ…っ、ゃら…ァ…っぁ、あ"…!」
チカチカ、頭の中がスパークするみたいに光が舞って
我慢できなくなった大量の欲が、勢いよく弾ける
揺さぶられた身体から放出された精液は弧を描き飛び散って、
ガラスにどろりと白濁が伝った。
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