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目が覚めると、温かい布団に寝かせてくれていて。
辺りを眺めてまだあのお屋敷に居るんだ、とぼんやりした頭を働かせながら、着せてくれていた綺麗な色の着物に付いてしまったしわを伸ばす。
「起きたんだね、もうお昼だよ。」
すぐ隣の部屋に居たらしい車椅子のおじさんに案内され、他に人のいない静かな部屋で食事をとる。
おなかは空いていたけど食欲も沸かなくて
豪華な食事はほとんど食べられなかった。
「……ごめんなさい、ごちそうさまでした。」
「構わないよ。…付いて来なさい。」
食べ終わり案内された部屋は薄暗く、天井から投影する映像を大きなスクリーンに映し出していて。
明るいその一角から、高い声が聞こえる。
「昨日も、きみが来るまで見ていたんだよ。」
「………?」
スクリーンの反対側には昨夜の人たちが
思い思いに欲を擦りながら映像を見ていて。
ぎょっとしていると、一際大きな声が耳を抜けた
『っぁッ、あ…ン…、ッきもち、ぃっ……!』
反射的に振り返ってしまい、愕然とする。
…そこに映っているのは紛れもなく、自分自身で。
『 ユーリくん、ずぼずぼされるの好き? 』
『っしゅき、ッ…じゅぼじゅぼっ……すきィ…っ』
『 気持ちいいねぇ、もっと欲しい? 』
『…っン、ッ…んぅ!も、…もっ、とぉ…ッ、』
股を広げて、恍惚と喘いで、さらに求めて。
サァッと血の気が引いていく。
「…な、んで、」
『 ぁあっ…ぁ、あぁ…っ、! 』
「っ……こんなの、おれじゃない…っ」
『 、ひゃ…んっ、んぁぁ…ッ、ぁっ、 』
「ッやめて…見ないで! 消して…!」
叫んで、スクリーンを隠すように立ちふさがる。
後ろから聞こえる声はきもちわるい自分の声で
きょろきょろ必死に映像の操作機を探していた時
『ッ…やめてくれ…頼むから…!』
「……っ…せん、ぱい?」
聞き慣れた声に振り返る。
間近で見る映像は、大好きな先輩が押さえつけられ
はしたなく乱れた自分へ、
挿入させられるところで。
『っ………すまない…、すまない…ッ。』
『…ッ…ぁ…、あぁっ…!』
大きな画面に、喘ぐ自分と、謝る先輩。
なにこれ。
こんなの、知らない。
映る自分は快楽に蕩けて、先輩のものを咥え込んで
抵抗する先輩が律動させられるたび
幸せそうに、淫らに腰をくねらせて
汚い水音が部屋に響いて
先輩のものが抜けたそこから
どろりと、白濁が流れる様子が見えて
「…や、だ…ッやだ…っ、やだぁあぁぁ…ッ!」
ーーーブツン、とそこで意識は途切れた。
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