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どこから入ればいいか分かりません!?
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俺は今、昨日じいちゃんが言った「私立獅富高校」の前あたりで20分ほどうろうろしている。
……これどこから入りゃいーの?
ずーっと歩いてるけど塀?みたいなのばっかで全然入口見つかんないし…。
こんなことになるなら、あのときじーちゃんに聞いとけばよかった……。
「じゃあ私は先に行くが…真人、なにか質問はないか?」
「質問…?」
なんで学校行くだけなのに質問?
「ああ。行き先だとか入口の場所だとか。うちの学校は広いからな」
ああ…、そういうことか。
「大丈夫だよ、じいちゃん。行き先は、伊知郎さんが車で送ってくれるし、
入口は…まぁ、どんなに広くてもいつかはたどり着けるだろうから。」
「そうか…お前がそういうなら大丈夫だろう。じゃあ、行ってくる。」
「いってらっしゃーい!」
『いってらっしゃいませ、旦那様。』
…………本当、俺ってバカ…。
素直に聞いときゃいいものを…
「はあぁぁぁぁぁあ」
自分のバカさについつい深いため息が出てしまう。
「どうしたのですか、そこの君。深いため息などついて。」
!!!!
だれか話しかけてきた!
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