アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
出会い…!?
-
真人と俺は…昔よく遊んでいた。
……真人はもう覚えてねぇけど…。
真人と出会ったのは、俺がまだ7歳の頃だった。
「くそ、くそ、クソッ!!!!!」
やりきれない思いを公園の塀にぶつける。
「なんでッ、俺ばっかり…ッ!」
手がジンジンとして痛い。
皮が切れて血が出ている。
でもやめない。
ここで力を出しきるまで塀を殴るのは日課。
痛みにはもうなれてきた。
痛いことに変わりはないけど、この痛みで顔をしかめることは無くなった。
いつも通り力が出なくなるまで殴り続ける。
「くそ…っ」
手に力が入らなくなったくらいでやめ、地面に座り込む。
「はぁー…」
いつまでこんなことをしなければいけないのか。
…あいつらが死ぬまでだな。
長ぇ…。
ため息をつきながら、膝を抱えて頭を伏せる。
「…どうしたの?」
「…ッ!?」
後ろから自分以外の声が聞こえ、驚いて後ろを向く。
そこには、ボールを持って心配そうに俺の顔を見る俺と同じくらいの年の女の子がいた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
31 / 35