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大好き! 1
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何が触れたのかが、わからなかった。
ただ目の前に、可愛い蒼太の顔が間近にあった。
(…っ!)
認識した途端に、驚いていてシーツの上に倒れた。
拓斗の身体の上に乗っかる状態になった蒼太がガバッと顔だけ動かすと、『してやったり!』と顔に書いてあった。
「蒼、ちゃん…えっ?えーっ!」
一気に、顔の温度が上昇した。
蒼太の唇が触れた左頬を、震えた左指でなぞる。
「夢…じゃない」
「だな~!で?拓は?」
拓斗の身体の上に乗っかりながら首を捻る蒼太に、理性が吹っ飛んだ。
「蒼ちゃん!大好き!キスしたい、です!!」
そう言うと、おもむろに蒼太は目を閉じて唇を突き出す。
「…ん」
(キ、キス待ちの顔とかっ!)
さっきから、全身が沸騰しそうだ。
色々な事が起こりすぎて、キャパ越えしそうなのを我慢する。
(…可愛い)
両手で蒼太の肩に触れて、そっとキスをした。
「んっ」
チュッと鳴ったリップ音が、やけに大きく聞こえた。
「…俺も、たぁくの事、大好き」
甘ったるい声で告白の返事をされて、拓斗は何度も蒼太にキスをしたのだった。
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