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過去 かなで
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「席につけ~。おいお前らきいてんのか?
転校生がくるっていってるだろ?」
ドアの向こうから教師の声が聞こえる
これで転校も七回目だ
もう、友達をつくろうとがんばる気もなくなった
どうせ、すぐに会えなくなるから
「転校生を紹介する。
○○県からきた、白河奏くんだ。」
「白河奏です。よろしくおねがいします」
いつもどおりの味気ない挨拶。
愛想悪くない?そんな声も聞こえるがどうだっていい。どうせ一瞬だから
「白河の席は、、あそこだな。
隣はほとんど来ねぇから安心しろ」
なにが、安心しろなのか
教師はどうせそんなものなのか
「分かりました。」
僕がせきにつくと転校生がものめずらしいのか
声をかけてきた
「名前かなでっていうんだね!
とってもすてきやね!あ、俺の名前は
……だ!よろしくな」
名前はすぐに忘れてしまった
どうでもよい記憶は残さないようにしているから
「隣があいつなんて可哀想だな
あいつ頭おかしいし、不良なんだよ
いつも屋上にいるからさ」
そのことを聞きとても残念な人なんだと思った
しかし口には出さず
「心配ありがとう。僕は大丈夫だから」
と返す。
誰も誘ってくれないお昼
僕は屋上にいってみようとおもった
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