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さかうら(Part1-2)
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浦田side
今の時刻は10時42分。予定より20分も早くついてしまった。久しぶりに二人きりで会えると思うと、何だか緊張する。
噴水の近くの東屋に座りながら俺はミルクココアを飲んでいた。まだ3月だもんなぁ。少し肌寒い。
付き合い始めて2ヶ月。あっという間だった。
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告白をしたのは俺。坂田の家でうらさかしませんそらまふであけおめパーティー(もはやゲームパーティーだったけどw)をした日のこと。
俺と坂田以外の4人は相当お酒を飲んでいて寝てしまっていた。あの時の4人の寝方はめっちゃ面白くて、坂田と2人で笑った。
部屋をだいたい片づけたあと、4人に毛布をかけて2人で坂田の部屋で映画を見ながら思い出話とか今年やりたいこととか話していた。
どういう流れだったか忘れたけどなぜか恋バナに発展した時、坂田に好きな人がいるって知った。
それに何だかモヤモヤした俺は思い切って想いを全て打ち明けてしまった。今思うと、俺も少しは酔っていたのかもしれない。
坂田は最初は面食らった様子だったが、俺が話終えた頃には顔を耳まで真っ赤にして、手で顔を覆っていた。
「坂田…?」
「浦田さん。ありがとう。まさか浦田さんが僕のことを好きだとはw僕が好きな人は浦田さんだよ。はぁー、急にどうしたのかと思った。」
「え、そうだったの…?ということは…?」
「浦田さんを一生幸せに出来るように頑張ります。これからは恋人としてよろしくね!」
はにかんだ笑顔で坂田はそう言った。
感極まった俺は坂田に抱きついて、嬉しさのあまり泣いてしまった。
「うん、こちらこそよろしく!」
坂田に唇に触れるだけの優しいキスをされた。
俺のファーストキスは大好きな坂田。
急だったからびっくりして俺は5分ほど固まっていた。
その夜は2人で坂田のベッドで寝た。
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