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淫魔くん、初めてのごはん⑦
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人の手はおろか、自分ですらあまり触ったことのない秘所を、玉木の手で容赦なく蹂躙され、ルイは身も世もなく喘いだ。
身体は至って従順で、玉木が触れるたびにとろとろと蜜がこぼれる。
先端を指でくりくりされると、もうどうしようもなかった。
「ひっ…ああ、ッ、ぐりぐり、しないれ…っ」
同じ男だからこそ、どこがイイのかはよくわかる。玉木は喉を逸らせ喘ぐルイの姿に、理性がどこか遠くへ飛んでいきそうになるのをぐっと堪えた。
絶え間なく垂れ続ける蜜を掬って、ゆっくりとルイの奥底にある控えめな穴に触れた。
「…あ?なんだ、意外と柔らけえのな…」
穴の周りをマッサージするように指で押すと、思いのほか柔らかかったそこは玉木の指を簡単に呑みこんだ。
淫魔だからだろうが、穴の中も十分ほぐされていて、潤滑油を仕込んできたのかというくらい滑らかだった。
ここまできたら自らの手で慣らしたかったという気持ちもあり、玉木は少し残念に思った。だが、処女だと言っていたしルイの感じる場所くらいは見つけておこうと緩やかに指を動かし始めた。
「…ふぁっ…えッ、はあっ、ンっ…なん、れ…っ、そこぉ…ッ!」
息も絶え絶えになりながらも、ルイは驚いたように玉木を見る。
玉木は最初、『もう準備は整っているのだから解す必要はない』という意味でなんでと言われたのかと思ったが、ルイの戸惑いを含んだ瞳を見て、何だか嫌な予感がした。
その予感は、見事に的中することとなる。
「…お前さ、まさかセックスの仕方知らねえとか言わないよな?」
さすがにそれは…と思ったが、ルイの無知さはもう重々承知している。
よくよく考えてみれば、ディープキスでさえ知らなかったのだ。セックスってなに?と言われても、全く違和感はない。
「…せ、くす…?」
案の定というべきか、ルイは小さく首を傾げる。
玉木は一度ルイの身体をまさぐる手を止め、期待半分諦め半分で尋ねた。
「…あー、えっちだよ。えっちの仕方。…さすがに知ってるよな?」
「ん…、えと、ぼくがね、玉木さんのせ、えき飲むの…」
「…それで?」
「おしまい…?」
玉木はもう、笑うしかなかった。
何度でもいうが、ルイは淫魔として育てられていない。そのため、他の淫魔たちとの交流も極端に少なかった。
使い魔のために人間の精液を摂取しなきゃいけない、そのためには誰かとえっちしなきゃいけないとふんわり教えられたので、ルイの中で、えっち=精液を貰う(飲む)こと、だと思い込んでいたのだ。
勿論、口で飲んでも中出しされてでもとにかく体内に摂取すれば魔力は蓄えられるのだが、ルイは口で飲む以外の選択肢がないと勘違いしていた。
そのため、淫魔として体は出来上がっていてもその本人の知識がないため、なぜ窄まった穴に指を入れられているのか理解が出来なかったのだ。
そんな出来損ないともいえる淫魔の姿に、玉木は長い溜息を吐いた。これほど、向いてないと断言できる淫魔など他にいるだろうか。いや、いてたまるか。初めてにしろ、さすがに無知すぎる。
しかし、そのまっさらな身体を一番最初に汚せるのが正真正銘自分だと思うと、体の奥底から沸々と湧き上がってくるものがある。
ルイの身体といい反応といい、男だということを忘れてしまうほどに自分好みだった。自然と、息が荒くなり口角が上がっていくのが分かる。
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