アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
淫魔くん、初めてのごはん⑧
-
玉木は一度、自らの昂ぶりを落ち着かせるように大きく深呼吸をした。
ここで理性を失ってしまっては、元も子もないような気がしたからだ。
「あッ…?!ひゃあ…ッ」
「いいか、ルイ。今から正しいセックスの仕方、俺がよぉく教えてやるからちゃんと覚えろよ?」
腰にくるような、艶気を含んだ甘く低い声でルイの耳元で囁き、玉木は少しだけとんがっている耳を優しく啄む。
身体中が敏感になっているのか、途端にルイの身体は面白いくらいに跳ねた。
玉木の言葉を理解してるのかしていないのか――後者だとは思うが――、ルイは何度も頷いた。
その姿を見て、玉木は再びルイの身体への愛撫を再開する。
熱い粘膜は玉木の指に絡みつき、前からは指の動きに呼応するように蜜がしたたり落ちる。
その淫靡すぎる光景に、目の前がくらりとした。
今すぐにでも突っ込んでめちゃくちゃにしてやりたい――そんな乱暴な欲をかき消すように、指を増やして中を擦る。
「…んっ、アッ…?!」
ある一点を擦ると、ルイは大きく反応した。
一瞬、自分の頭の中に火花が散ったような、そんな強い快感がルイを襲った。
いわゆる、イイところというやつが玉木にバレてしまったようだ。
何がなんだか分からないまま放心しているルイに対して、玉木は内心ほくそ笑んだ。
一切の猶予も与えずに、玉木はソコを責め立てる。
「セックスっつーのはな、お前のこのトロトロになってる穴に俺のをぶち込むって意味だ」
「う…っ?ひっ、あっん…や、!…ふ、ぅッ…!」
「そんで、ルイが気持ちよくなっちまうところ、ここだな…ここを、いっぱい擦ってやんの」
「やあっ…あッ…ン゛ッ~、やら、そこぉ、…っや、なのぉ…ッ」
「は、嫌じゃねーだろ。…な、俺の精液欲しいんだろ?…俺と、セックスするよな?」
ギラギラとした、獣のような目で玉木は尋ねた。
話している最中も指は止まらず、もはやルイは自分の中に渦巻く熱に圧倒され何も考えられなかった。
どうにかして、この熱を逃がしたい――だがその方法を知らないルイは、目の前の悪い大人にその身を委ねるしかなかったのだ。
「ん…っ、う、ん…ッ!し、しゅ、る…っあん…ッ!ぼくっ、玉木さっ、んと、せっ、くす、するぅ…ッ!」
息も絶え絶えになりながらも玉木の言葉を復唱したルイ。
玉木は満足気にルイの頭を撫で、間髪入れずに怒張したソレを穴にあてがった。
(勃たねえかも、なんて心配必要なかったな…)
今までにないくらい張り詰めたソレは、もう痛いくらいだった。
随分と柔らかく、当てているだけで吸い付くようにヒクつく穴に我慢なんて言葉は存在せず、ゆっくりとその欲望を押し込んでいった。
「あ…っあ゛…ッふぅッ…ん、~~~っ゛」
感じたこともない圧迫感に、ルイは喉を逸らせ目を見開いた。自分の中に別のものが入り込んでくる感覚は、何にも形容しがたい。
ルイは息をするのも忘れ、はくはくと酸素を求めるように口を動かした。
「…はっ、きっつ…。ルイ、ちゃんと息吐け」
「ん゛っ、はぁああ…ッ」
玉木に言われたとおりに微かだが息を吐くルイの頭を撫でると、ルイは半ば無意識のうちに頬をすり寄せてくる。そんな行動に、不覚にも愛くるしいなんて思ってしまった。
そんな心の内を隠すかのようにまた少しずつ怒張を奥へと埋めていった。
十分すぎるくらい時間をかけてじっくりと奥まで侵入した玉木は堪らず息を漏らす。中はとろとろで、だけどもねっとりと絡みついてくるので、挿入てるだけでも気を抜けばもっていかれそうだった。
「…っあー…、ルイ、大丈夫か?」
玉木は今すぐにでも動き出してしまいたいのを耐え、浅い息を繰り返すルイに玉木は声をかける。ルイの目はトロンとしていて、痛がっているようには見えなかった。
「んっ、はぁ…ッア、なんっ、か…ッ、お腹、変だよぅ…ッ!」
「変?」
「ひぅ…ぅっ、じん、じんする…ッ!」
そうか、と玉木は頷いた。じんじん、とは曖昧な表現だが顔は痛がっているようには見えない。痛いわけじゃないのなら動いても大丈夫かと、律動を始める。それでも気を遣って、できる限りゆったりと腰を動かす。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
8 / 33