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淫魔くん、ご奉仕、する?④
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ルイは褒められ、撫でられたことに驚き思わず顔をあげると、玉木は僅かに頬を上気させ艶っぽい目をルイに向けていた。
ルイは途端に鼓動が早くなったのが分かり、慌てて顔を逸らした。
それでも撫でられている頭は心地よく、うっとりと目を細める。
(…もっとがんばって上手にできたら、もっと褒めてくれるかな…)
なるべく大きく、顎が外れてしまうんじゃないかというくらい大きく口を開ける。
そして、ぐぐ、と口の奥深くに玉木のそれを沈めていく。
苦しくて、ルイの瞳には生理的な涙が浮かぶ。どうあがいても半分までしか咥えることができず、これ以上やったら何かがせり上がってきてしまいそうだった。
「おい、無理すんな」
「…ふぁ、いひょ、ふ」
「…ッ、ば、か、そこで喋んなよ」
仕方がないので、口に入らないところは手でゆるゆるとしごく。
必死に頭を上下に動かし、唾液を絡ませる。
唇を窄めて先端を吸うと、玉木は小さく声を漏らした。
(玉木さん、さきっぽ、きもちいのかな…こことか、どうだろう…)
ルイは、鈴口に舌先で触れ、ほじくるようにちろちろと舐める。
すると、ジワリと若干の苦みのある汁が滲みでてきた。精液とは違うが、やはりどこか美味しいと感じてしまうのは淫魔の性なのか。
「…んっ、はぁ…お前なんか、さすが淫魔って感じ…っ」
どういう意味か分からず、ルイは小さく首を傾げた。
いつもは玉木から与えられる終わりの見えない快感に翻弄され、何が何だか分からないまま食事が終わってしまうため、こうして玉木の感じている顔を見るのはひどく新鮮だった。
同時に、自らの手で気持ちよくさせていることに優越感のようなものがわきあがってくる。
ちゅぽん、っと口を離すと、そこはすっかり見慣れた姿になっていた。恐怖すら感じるほど大きくて、血管が浮き出ていて、暴力的なほど硬い。
これがいつも自分の中に入っているのだと思うと――ルイはなぜか、堪らない気持ちになった。
裏筋をれーっと舐め、再び口の奥まで咥えこむ。
上顎がずりずりと擦れると、苦しいと同時に全身の毛が逆立つような、ぞわりとした感覚がする。
ルイは、無意識のうちに内またを擦らせる。
玉木のを舐めながら、自らも興奮していることにルイは全く気付いていなかった。
「あー、やば、でそ…」
玉木は息を荒げながら小さい声で呟く。
ルイはそれを聞いて、舌の動きを早めた。まるで、早く出せと言わんばかりに。
玉木の手が、くしゃりとルイの髪を掴む。
「…お、まえ…っ、くそ…ッ、でる、い…ッ…」
「ふ、ぇ…ンぐ…っ!」
ぐ、と強い力で頭が掴まれ、半分までしか入らなかったそれが無理やり喉の奥まで押し込まれた。
苦しさに身を捩る暇もなく、それは膨れ上がりルイの喉に思い切り精を吐き出した。
久しぶりだからか、溢れんばかりの量が注がれる。
「…っ、はぁー…」
「げほっ、うぇ、」
「…あ、わりぃ、大丈夫か?」
長い射精が終わり、ようやく手が離されルイは苦しさから解放された。
酸素を求めるように、はくはくと息をする。
呼吸をある程度整え終えたルイは、口に残っていた精液を味わうかのように恍惚な表情でごくんと飲んだ。
久しい淫魔としての食事にお腹が満たされていくのを感じる。
…と同時に、下腹部がひどく疼いた。
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