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淫魔くん、乳首開発⑤
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思わず、手についたそれを舐めてみると、匂いと同様甘い。
母乳の味なんてもうとっくに覚えていないが、ルイの乳首から滲み出ている以上、やはりこれは母乳なのか。
(まさか男から母乳が出るなんて…淫魔って何でもありだな)
玉木は何故か感心しながらも、ルイの乳首に手を伸ばす。
そして、絞るようにきゅっと摘まむと、白い液体がぴゅっと飛び出した。
「ひゃ…っ、まだ、そこ…、するの…っ?」
「ルイ、見てみ。お前の乳首からミルク出てる」
「み、るく…?」
どういうことだと、首を傾げながらも自分の胸元を見ると、確かに乳首から白い液体が噴き出ているのが目に入った。
ルイは、驚きに声を荒げる。
「え…っ、な、なんで…っ!ぼく、男の子だよ…っ?!なんで、おっぱいから…みるく出て…っ」
「んー、知らん。淫魔だからじゃね」
「で、でも今まで出たことなかったもん…!ぜ、ぜったい、弄りすぎたから…玉木さんが…たくさん弄るから…っ、ぼく、ぼくの乳首、おかしくなっちゃった…うぇ、ぐすっ、うわぁぁん…っ」
乳首で絶頂に達してしまったことへの羞恥心と、弄りすぎで体がおかしくなってしまったことへの不安感から、ルイは耐えきれず大声で泣きだしてしまった。
それはもう子供さながら。
実際、淫魔は相手の好みに合わせて魔力で好き放題改造することができる。母乳を出したり、性器を二つにしたりと、いくらでもカスタマイズすることが可能なのである。
ルイの乳首から母乳が出てしまったことも、弄りすぎたことによる魔力の誤作動みたいなもので放っておいたらすぐに治まるのだが、箱入り息子である彼がそんなことを知るはずもなく。
玉木さんのせいだ、病気になってしまった、僕は死ぬんだと玉木の胸を殴りながら喚き散らしているのである。
そんな情けない淫魔の姿を見て、玉木は溜息を一つこぼすと自分の胸をぽかすか殴ってくるルイの腕をがっしりと捕まえた。
玉木の突然の行動に、ルイの動きはぴたりと止まる。
「淫魔なんだから、母乳が出た如きで死ぬわけねえだろが」
「…でも、ぼく、男なのに…」
「…要は、母乳が出なくなればいいんだろ?」
「…え、」
にやりと、凶悪犯のような笑みを浮かべた玉木にルイの背筋に寒気が走る。
(これは、良くないことが起こる、気がする。僕にもわかる…っ)
鈍いルイでも、流石に何かを察知したのか逃れようと身を捩らせた。
しかし、いくら力を込めようが目の前の男には敵わないのである。
「空っぽになるまで、俺が絞って、吸って…一滴も残さず、搾乳してやろうな」
「い、や…あ、あぁっ…!」
「…っ、甘…」
再び、乳首に吸い付いた玉木にルイは為す術もなく、妙に楽しそうな目の前の男に、身も心もぐずぐずに溶かされてしまった。
――そして数時間後、本当に一滴も出なくなるまで搾乳されたルイは、もう二度と母乳なんか出さないと強く誓うのであった。
淫魔くん、乳首開発 end
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