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淫魔くん、お出かけする⑤
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「…んっ、はあ、っむ」
辺りはやけに静かで、お互いの息遣いと衣擦れの音がいやに大きく聞こえる。
木に手をつき、玉木に背を向ける体勢のルイ。
少しの音にも敏感になっていて大袈裟に体が跳ねてしまう。
玉木の手はいつもよりは性急で、ルイの中を好き勝手にかき回す。ぐちぐちと水に濡れた音が響く。
「なんかいつもより濡れてる。外のが好きなの?」
ほら、と分泌液で糸を引いてしまっている指をルイに見せつける玉木。
ルイはあまりの羞恥に首まで赤く染める。
ふるふると首を横に振り、小さな声で「すきじゃない…」と呟いた。
そんな姿に玉木は意地悪く笑って、どうだか、と返した。
カチャカチャとベルトを弄る音が聞こえたのも束の間、すぐにお尻に熱いものが触れた。
今までの倍くらい、心臓が跳ね上がる。
「声は我慢な」
「…っ、ぁ、やっ…ん~…ッッ、」
ぐ、と唇を噛みしめると同時に感じる強い圧迫感。
自分の中を押し広げられる、何度体験しても慣れない感覚に身を捩る。
漏れてしまいそうな声を、必死に堪える。
「あー、きつ…。慣れるまで待ちてえけど、なんか今日余裕ないわ」
「えっ、あっ…ま、まっ、んっ、や…ッ」
びくびくと震えるルイの体はお構いなしに、すぐに律動が始まる。
必死で手を口を抑え、声が漏れ出ないように努めるルイの健気な姿に、いじめっ子精神の玉木は沸々と嗜虐芯がわいてくる。
我慢されればされるほど、どうにかして出してやろうという気持ちになってしまう。
声は出すな、と言っておきながらその腰遣いはまるで優しくない。
後ろからがっしりと腰を掴まれ、奥を抉るように突かれると、声なんて我慢できるわけもなかった。
「やあっ、んぅッ、たあ、きさ…ッ、はげしぃ…こえ、でちゃ…っ、あんっ、んん~…ッ!」
「ははっ…んな声だしてたらっ、バレちまうぞ…っ!それとも、見られたい願望でもあんのっ?」
「やあ…だっ…!ふぅ、んっ、あうッ…!」
どうにかして声を抑えたいのに、玉木のそれは容赦なくルイの気持ちいいところを余すことなくゴリゴリひっかいていく。
野外という緊張感も相まって、互いにいつもより興奮状態になっているのは間違いなかった。
玉木の手がルイの服の下に忍び込み、胸の突起を弄る。
先日に散々弄り回されたせいですっかり性感帯になってしまっているそこは、いとも簡単に快感を拾ってしまう。
上も下も責められ続け、もはやルイは限界に近かった。
もう声なんて我慢せずに、思いっきりイってしまいたい…そんな感情が頭をよぎる中、突然何かが葉っぱを踏みしめる音が響いた。
それは玉木にも聞こえていたようで、ぴたりと動きが止まる。
「た、たまきさ…っ」
「しー」
全身が心臓になったみたいに、バクバクとうるさい。
足音は、こちらに近づいてくる気配はないものの近くをうろうろしている。
バレたらどうしよう、と不安になるルイの体にはきゅっと力が入る。
「…っ、おい」
「ど、どうしたの?」
「お前、それわざとやってんのか」
「な、なに…っ、え、ちょ、たまきさ、まって…っ!」
突然、玉木の体がゆっくりと動き出した。
なるべく音が立たないように、静かなストロークを開始する。
ルイは酷く驚き、抗議するがその声がうるさいと玉木の手で口を塞がれてしまった。
大きな手は、呼吸が制限され少し苦しい。引き剝がそうとすると、咎めるように腰が打ち付けられるので途端に力が抜けてしまう。
ゆったりとした動きは、ルイをじわじわと快感の淵へと追い込んだ。
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