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楽しい遊び
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「アイス美味しいね〜。」
「やっぱ暑い日はプールよりアイスだな!」
竜也の買い物が終わり、アイスを食べながら竜也の家に向かう。
「虎は学校嫌いなの〜?」
突然の質問に俺はうーん…と唸りをあげる。
勉強は嫌いだ。
だからと言って学校が嫌いな訳じゃない。
「あー、友達と話すのは好きだけど勉強とか運動とかしなきゃいけないのは嫌だなぁ。」
「そうだよね〜、よくサボってるもんね〜。僕も強制的にやらなきゃいけないのやだもん。」
「竜也もサボるの?」
優等生の竜也の事だからちゃんと真面目に授業を受けているのかと思っていた。
意外な一面に不思議そうに聞いた。
「サボるよ〜。だって既に知ってる事をまた学校で勉強しなきゃならないんだよ〜?要らなくな〜い?」
「頭が良いからこその悩みだな…。」
ダラダラと喋っている内に、少し大きめの一軒家の前に辿り着く。
竜也は所謂いい所のお坊ちゃんで、無論1人部屋も広い。
本当に見た目の予想を超える奴だと思う。
「ただいま〜。」
「お邪魔しますー。」
「お帰りなさいませ、竜也様。そちらのお方はご友人様ですね。」
笑顔で玄関の前に立つ、家政婦さん。
俺と目を合わせ、小さくお辞儀をしてくれた。
「うん、お菓子お願いね〜。」
「かしこまりました。どうぞごゆっくり。」
竜也の家には何回か来たことがあるが、相変わらず慣れない。
場違いな気がしてならない。
当たりを見渡してみれば高級品と思われる物がキラキラと輝いている。
「竜也ん家本当にでかいよな。」
「来る度にいつも言ってるよねそれ〜。」
「だって慣れないし。」
竜也の部屋に入り、ソファに身を倒す。
「あー、疲れたぁー。」
「疲れてるのたぶん虎だけだよ〜。」
ソファに転がる俺の上に竜也が乗っかる。
「重い。」
「ねーねー虎〜。」
「話聞けよ。」
「楽しい遊びしない?」
あどけない瞳で『楽しい遊び』を提案する竜也。
何だろうと思いながら頷くと、竜也は俺を持ち上げてベッドに降ろす。
「何すんの?楽しい遊びって。」
「えっとね〜。」
「セックス。」
「………?」
俺は顔を傾け、笑いながら聞き直す。
「…ん?なんて?」
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