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最初の障害?
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「虎くん、日焼け止めと浮き輪と水着持った?」
「うん。」
「着替えとパジャマは?」
「あるよ。」
「お財布とスマホは?あと、あと…。」
「大丈夫だって持ったって。花がメールで要るもの送ってくれたから。」
花と荷物を持って家を出る。
天気は絶好調の晴天。
お出かけ日和とはこの事!
「楽しみだね。」
「うん!」
_____
行先まで2時間ほどかかり、着いた頃にはお腹がペコペコだった。
「青い海、涼しい潮風、綺麗な旅館…!」
さすが花が選んだ観光地!
「この近くにお店予約してあるから行こうか。」
「最高かよ。」
頭がいい奴は違うな!と思いながら旅館の部屋に荷物を置く。
「虎くん、ほら。」
ほら、と言われて花に手を差し出される。
手を繋げと言うのか。人目がこんなある場所で。
「花…さすがに、手は…。」
「恋人でしょ、俺達。」
「でも…。」
「安心して。」
花は微笑み、俺の耳元で小さく声をかける。
「ここは『そういう人』が多い所だから。」
「え!?」
顔を真っ赤にして花を見る。
「はい。」
「うー…。」
渋々花の手を握り、一緒にお店へ向かった。
店内はざわついていて、予約しなかったら入れなかったかもしれない。
「予約した大谷です。」
「はい、大谷様ですね。御来店お待ちしておりました。こちらへどうぞ。」
花のハイスペックぶりに圧倒されながらも店内を見回しながら席に座る。
店内のお客さんは男が多く、花の言う通り俺達と同じような人が沢山座っていた。
花はどこからどこまで調べているのだろうか。
一緒いて長い事経つけど計り知れない。
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