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いざ文化祭
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「〇〇男子高校へようこそ!」
「楽しんでってねー!」
沢山の人が賑わう文化祭当日。
ヴァンパイアカフェは意外と集客があり、開店からわりと忙しかった。
「剣に噛まれたら帰れなくなっちゃう!♡♡」
「じゃあ帰らないように噛んじゃおっかな。」
「きゃー!♡」
剣が看板係だからか。この忙しさ。
何してんだあいつ。晶子ちゃんいるだろ!
「鷹野ー、3名案内してー。」
「うん。」
「え!めっちゃ可愛い!!」
「やーん♡ちっちゃーい♡♡」
ハート飛び散る室内に苦笑いを浮かべる。
何だろう、とても帰りたい。
「あー!剣いたー!虎生くんもいたー!」
「晶子。」
「晶子ちゃん!」
わーい!と健気に笑う晶子ちゃんに癒される。
「かっこいーね!」
「ありがと。何か食ってく?」
「お寿司ある?」
「ねーよ喫茶店だよここ。」
「甘い物好きならホットケーキ食べていきなよ。美味しいよ!」
「ホットケーキ!!食べる!」
晶子ちゃんを入れると生徒も客も皆振り返った。
やっぱ目立つな晶子ちゃん。
「はい、メニュー。」
「ありがとー!」
「剣はあと1時間で休憩入るからね。」
「虎生くんは?」
「俺はまだだよ。あと2~3時間後くらい。」
「そっかー…。花斗くんと遊べるといいね!」
「たぶん休憩入ったらここに来ると思うよ。」
ああ…本当に癒される。
晶子ちゃんの登場で少し元気が出ててきた。
もうちょっと頑張ろう!
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