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可愛いヴァンパイア
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「虎くん!」
「花!」
休憩が入った花が自分のクラスに来る。
「終わったの?」
「うん!俺頑張ったよ!」
「大谷が100個売ったら休憩って言われて本当に100個売ったんだよ。」
「何それ。」
「疲れたなぁ。」
「トマトジュースとタピオカ葡萄ジュース人気だけど。」
「虎くんのオススメは何?」
「…このミックスジュース。」
「あ、お前…。」
手で剣の口を閉ざして花に笑顔を送る。
花ははてなマークを頭上に翳しながらミックスジュースと苺ケーキを頼んだ。
_____
「お待たせー、ミックスジュースと苺ケーキ。」
「ありがとう、虎くん。」
花はニコリと微笑んでミックスジュースを一口飲む。
「…ぶふっ!何これ!ゲホッ!」
「大谷…それ…。」
「俺の手作りジュース。」
俺が考えた手作りミックスジュース。
俺的に色々考えて美味しくなる様に作ったんだけど、どうも不評で罰ゲーム代わりに飲まれている。
まともに飲んでくれたのは晶子ちゃんだけ。
「…ち、違うよ虎くん!ちょっと噎せただけだよ!」
「分かってるよ不味い事くらい。俺だって飲めないんだからそれ。」
「俺はどんな物でも虎くんが作ってくれた物は最後まで食べるから!」
「無理しなくていいって。」
「そうだぞ大谷。後から吐くことになるかもしれねーぞ。」
「それでも…俺は…命をかけて…。ん"ゔっ…。」
「花斗くん凄いね!」
いやそこで命かけないでほしい。
自分の身は大切にしようよ。
「お茶持ってくるから。はい没収。」
花からミックスジュースを取り上げると彼は物凄く悲しそうな顔を俺に向けた。
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