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最後の告白?
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LINEを開いてキヨとのトーク画面をタップして
ごめん。さようなら
とだけ送った。
すぐに既読がついた
ーどういうことだ?
ーさようならって
ーおい!
ー返信しろ!
ーフジ!!
ははっ、ごめんねキヨ…好きになってごめん
こんな時でもキヨに好きって言えないなんて、ほんと意気地なしだなぁ
そんな事を考えながら俺はお風呂に移動して手首に当てたカッターを今までで一番強く引いた
自然と自分を傷つけても痛いって感情はなくなっていた
お湯を張った浴槽の中に切った腕を入れれば綺麗な赤色に染まった
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あぁ、クラクラしてきた
これで、死ねるのかぁ、もっとキヨと実況したかったなぁ
目の前がぼやけて来た
あれ?キヨがいる?
あー幻覚かな?そろそろ死ぬのかなぁ
幻覚かぁそれなら…幻覚ならぁ、言ってもぉいい、よね?
キヨに会えるのも最後…
フジ「キヨぉ…好き、だよ…ぅっ」
フジ「ごめんな、さい、うぅ、ひっく、好きに、なって…ごめんなさっ…はっ、ひっく、うっ」
あれ?なんで泣いてんだろう?
どうしよう、涙が止まんない。
あーだめだ、真っ暗になってなにも、見えな、い
フジ「ご…めん、なさっ…ぃ…」ドサッ
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