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終わり
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「あぁ…っ、かけるっ…」
俺は最愛の男の名前を呼びすすり泣く。
だがその男は呼びかけに答えず、安らかな顔をして寝ているみたいだった。
「○✕時□△分、ご臨終です。」
目の前にいた医者は取り乱す様子もなく冷静にそう告げた。
分かってはいたものの、やはり実際に聞くと辛い。
俺はかけるの顔に手を当てる。まだ暖かい。生きているみたいだ。だがその熱は俺に何も返してくれるは気配はない。
あぁ、かける…
もう一度でいいからかけると喋りたい。
もう一度でいいからかけるに笑いかけられたい。
もう一度でいいからかけるに触れて欲しい。
ねぇ神様、なんで彼なんですか…?
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