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スウェットはずらされ、裾は捲られ露になった腹部に唇が触れる。
ちゅ、ちゅ、と上がってくる顔。
髪が肋の浮いた胸を擽ってどんどん近付いてきた。
「ん…」
ねっとりと舌を這わせ、ちゅぅっと吸う。
反対側は爪の先で掻かれ左右違う刺激に腰が揺れた。
「乳首、気持ち?
気持ちいよな?
これだもんな」
「…っ」
勃起した陰茎を下げ手を離す。
腹を打つそれに頬が熱くなる。
何処もかしこも長岡のにおいでいっぱいで興奮してしまう。
こんなの我慢出来る筈がない。
両腕で顔を覆い隠すがボディソープも長岡と同じで良いにおいがする。
「……正宗さんが、触るから」
下着をずらしただけの無毛の下半身だって、痩せてみっともない身体だって、見られて恥ずかしい。
だけど、それ以上にこんな身体だって構わずに愛してくれる恋人に触れられている事が興奮する。
恋人に触れられて嬉しい。
愛されて嬉しい。
そんなの自分じゃ止められない。
どうしようも出来ない。
「そんな嬉しい事言われると止まんねぇって」
「……い、い…です」
止まらないで…
腕を捕まれ、顔の両脇に押さえ付けられた。
見上げた先にはギラギラした目をした長岡。
「言ったな」
「ん…」
喰われたいと思った。
この人になら捕食されたい。
血肉になれたら、どんなにしあわせだろう。
馬鹿みたいな事を本気で思う程、長岡を愛してる。
「喰って、ください…」
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