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「すっきりしたな?」
「……」
「朝飯っつぅか、昼飯っつぅか、なに食う?」
「…………なんでも美味しいです」
長岡が手を洗いながら声をかけると、三条はふい…と視線を逸らせながら答えた。
理由が解る長岡は楽しそうに笑うばかり。
「可愛かった」
「……可愛くないです」
「すっげぇ楽しかった」
「…………変態です」
「お茶とコーヒーどっちが良い?」
「……お茶が良いです」
わかったとばかりに、ぽん、と頭を撫でるとくりくりした目がやっと長岡を見た。
「自堕落に過ごすって言ったのに…」
「これからな。
お茶と本持って行こうな」
「はい…」
恥ずかしがる三条は可愛い。
正直、これが見たくてしてしまう時もある。
恥ずかしそに目を逸らせ色香を放つ。
やらしい事を教え過ぎたかと思う部分もあるが、グっとくる。
品行方正な優等生が自分の前でだけいやらしいなんて最高だろ。
言ったら怒んだろうな。
勃ちそう。
「生理現象だろ。
気にし過ぎんな」
「正宗さんのせいじゃないですか」
「それはそれでエロくて良いよな」
マグの中で緑茶のパックをちゃぷちゃぷと泳がせ、同じもので自分の分も作る。
だけど、三条の分には氷を入れた。
「んじゃ、今日は遥登の言う事なんでもきいてやるよ」
「なんでも、ですか…?」
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