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掛けふとんと毛布を床に落とすとバスタオルを敷いて用意は万端だ。
本当はそんな事気にせず出来たら良いのだが、なにせ明日も仕事と学校。
後片付けが楽な事に越した事はない。
ゆっくり押し倒さた三条の髪がシーツに色をさした。
清潔な印象は淫らなものへ姿を変える。
着衣をズラしたままの愛撫に雰囲気さえ色っぽくなっていく。
「ん……、ぁ…」
内腿を撫でられ声が出てしまった。
ゆっくりと擦りながら這い上がってくる手が脚の付け根に触れる。
下着の縁をなぞり、はくっと息を飲み込んだ。
「ん…っ」
「まだ触ったばっかだろ。
焦んな。
すっげぇ気持ち良くしてやる」
口元を隠す手を捕まれ、現れた唇に同じ物を重ねる恋人はすごく綺麗だ。
綺麗で格好良くて、見惚れる。
こんな軽く触られてるだけなのにすげぇきもちぃ
頭とけそ
去り際の唇を追い掛け舐める。
そんな三条の精一杯の背伸びに長岡は微笑を浮かべた。
「もっとキスしてやるから安心しろ」
やっと自分のした事に気が付き、ふぃと顔を反らす。
「首にもして欲しいのか?」
「…っ!?」
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