アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
関口聖
-
「そっか。マジか」
切れ長の目から放たれた光が、ずぶりと突き刺さる。
「かわいそーに。そんなことでからかわれて」
痛みを感じるぐらいの鋭い視線には見覚えがあった。
たしか彼の名は、関口聖《せきぐち きよ》。
隣のクラスだったはずだが、まともに授業を受けていない校則違反だらけの不良だ。誰よりも高い身長、しなやかな手足。絶対的な強者。
「ラッキーだな! オレも“そっち”に興味あってさ。運命の出会いってやつ?」
馴れ馴れしく肩を抱かれ、弱者でしかない僕は頭が真っ白になる。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
5 / 37