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優しい、冷たい※
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「息はゆーっくり吐け。その方が楽だ」
「うっ、は……、はーっ、はぁああ」
「かわいいな」
関口聖はふふっと幸せそうに微笑み、体のアザを撫でてくれる。絶え間なく上下する腹を癒やすように──。
入り込んでいるものはすごく熱いのに、手のひらはとても冷たかった。
触られているだけでも火照った肌がたちまち凍えてしまいそう。
そのとき、頭の中でなにかがつながった。
バニラだ。
彼と肌をすり合わせる度に鼻をくすぐるのは、泣きながら食べていた甘いご褒美──。
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