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翌朝の風
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◆
余韻は翌日になっても残っていた。
足が地面に着くたび、腰の奥ににぶい痛みを感じながら登校した。
いつものように目を伏せながら教室に入ると、刹那、誰かに肩を掴まれる。
ダンスように引き寄せられた先に待っていたのは、かぎ覚えのある甘い香り。
「おはよ、モモ」
大きな口でニタニタと笑う関口聖が僕を見つめていた。
別のクラスの彼がどうしてここに。
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