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それはナシだよぉ…///
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フジSide
フ「うーん…どうしよう…。いつ渡そうかな…。」
俺は今、3人の分とは別の、大好きな恋人のためのチョコレートを手にどうしようか悩んでいた。
フ「キヨ!キヨにあげたいものがあるんだけど…
なに?フジ。…実はね、3人の分とは別に、
キヨの分のチョコを作ってきたんだ!
…もらってくれるかな?……これだとなぁ。
うーん…どうしよう……。」
カチャ。と音を立てて、ゆっくりと俺の部屋の扉が開いた。
キ「フジ。ちょっといいか?」
俺は手に持っていた箱をとっさに隠してしまった。
フ(あ〜!俺のバカ!!別にキヨにあげるやつ
なんだから隠さなくてもいいべや!)
キ「…それ、誰かにあげるやつか?」
キヨは少し悲しそうな顔をして聞いてきた。
まったく、バカだなぁキヨは。そんなところも
かわいいんだけどね。
フ「…うん。今俺の目の前にいる人に
あげるんだ。」
キ「…!よかったー!マジで焦ったぁ…!」
キヨは本気で焦っていたみたいで、自分の額の汗をぬぐっていた。
フ「ごめんねwもぉー!今一生懸命どうやって
渡したらかっこいいか、考えてたのにー!」
キ「まじかwごめんwwでもさ、無理にかっこよく
しなくても、俺らは俺ららしくやれば
いいんじゃね?」
キヨは本当にいいことを言うなぁ。
やっぱかっこいいや。
俺は「そうだね。」と答え、手に持っていたチョコをキヨの前に差し出した。
フ「キヨ!ハッピーバレンタイン!!
分かってるとは思うけど、このチョコは
さっき渡した“友だち”としての意味じゃ
なくて“恋人”としてのチョコだよ。」
俺は照れ隠しに少しだけ顔を真っ赤に染め上げた。
するとキヨは、俺の頬をなでながら、
キ「もちろん分かってるよ。ありがとうフジ。
…俺もハッピーバレンタイン。」
とキヨも少しだけ顔を赤くした。
俺たちはお互いにチョコを食べさせあった。
最後の一口は、お互いに手ではなく、口で食べさせあった。
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