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償い
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正「なんだい??」
凛「そのっ…どうして、会う気になったんですか?」
会いに来るには何かきっかけがある筈だ、
それはどんな、理由だろうか…。
正「……小さい頃、妹が書いてくれた手紙をね、見つけたんだよ…」
凛「…手紙??」
正「そう、手紙…それを読んでいたら、いてもたっても要られなくてね、君達に会いに行った…」
凛「……」
正「…こんな私を許してくれとは言わない、でも君たちの力になりたい、妹が産んだ君達を幸せにしたい…」
凛「………分かりました」
俺は最初なんでこの人が俺達の事を助けたいのかよく分からなくて、信じられなかったが、今、分かった、償いたいんだな……
正「ほっ本当かい?」
凛「弟を助けてくれてありがとうございました。これからも弟の事はよろしくお願いします……でも、俺のことは気にしないで下さい…直ぐにでも出ていきますから」
ここまで、自分を責めているんだ
この人なら奏を大切にしてくれるはずだ…
正「…なっなんでだい?やっぱり私の事が嫌かい?それなら君には話しかけないようにしよう、他の者を、君につけるよ」
凛「俺は、貴方に…預かってもらう資格はですし…弟の事だけお願いします…」
正「……あのね…私は君達の事を幸せにしたい
…だから出て行かないで欲しい。」
凛「だって!俺…奏を刺したんですよ??
それなのにのこのこ一緒に暮らすなんて出来ない!」
そう、大切な弟を刺した事には変わりない
それなのに、俺が弟と一緒に幸せになっていい訳がない…
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